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2018年06月04日14:33

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「万引き家族」

是枝監督の「万引き家族」がカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した。
このことについて日本政府が一切言及しないことについて海外で批判されている。

是枝監督が日本社会の問題点やひずみについて問い続けていることについて政府が称賛を与えることはできないということらしい。
たとえ芸術の問題でも国家の意にそぐわなければ称賛に値しないということらしい。

オリンピック金メダルやノーベル賞などは国威発揚ということから、たとえ日本人でなくなっても政府は称賛する。
(昨年のノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏は日本政府から日本国籍を剥奪されたイギリス人だ。しかしノーベル賞を受賞すると日本人だということで政府は称賛する。)

そのような日本政府の態度が海外から批判されている。
最近の政府の状態を見ていると、有無を言わせず国民を政府の方針に従わせようとする意図が見え隠れする。
そして大多数の国民やマスコミもそれに流されている。

今民放のニュース番組などを見ていると圧倒的に日大騒動についての報道が多い。
アマチュアスポーツの在り方としてこの問題は大変重要だけども、その反対に元財務局長の佐川氏が不起訴になった話はニュースの項目にも挙がってない。
日本社会にとってはこちらのほうがはるかに重要だと思うが、もう国民の関心事ではなくなったのか。
公文書を改ざんし国会で偽証しても犯罪者としての証拠が無いというのが検察の言い分だけども、どうみても検察までもが政府に忖度している。
安倍総理や麻生財務相の言い分を聞いているとまったく国民や国会を無視しているし、官邸主導で国を動かす意図がありありとしている。

今世界中で国家主義が台頭しているが、行き着く先は国家間の争いだ。


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