職をまっとうしようとすることは人間的な想いを閉じ込めることではない。
けれど時代的な縛りに捉われていた。
薄々気付いたときにはもうどうすることもできなかった。
そんな切なさを淡々と炙り出してみせる映画であり、カズオ・イシグロの小説だった。
アンソニー・ホプキンスがいい演技をしていた。
自問をもたらし、そして、誇りも素直さも失うことなく生きよという希望を持たせてくれる作品。
【Bunkamuraル・シネマ 10月28日(土)〜11月10日(金)『日の名残り』特別上映決定】
http://cinefil.tokyo/_ct/17126354
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