僕のヤバい妻、重版出来！早子先生、私結婚できない、世界一難しい恋

「僕のヤバい妻」
2億より欲しいものは愛でも金でもなくスリル？オチが二転三転で元ネタより座りのいいラスト。違う夫婦像に着地で良いねと。「ゴーンガール」は仮面夫婦に妻妊娠で子は鎹オチで。イヤミスと言えばそれまでだけど正直釈然とせず。元ネタを2話で終わらせて後は脚本黒岩勉さんのオリジナルで正解。

「重版出来！」
毎週面白かった。漫画賞授賞式にコミックス1巻出版サイン会に重版出来。最終回にして出版社が主役の回が来たなと。やはり創作者が主役であり。編集者は語り手というか。その苦悩を傍観し分析し、手助けは出来ても最終的には創作者本人が解決するしかないわけで。今期はTBSが豊作。

『早子先生、結婚するって本当ですか？』
『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』
「世界一難しい恋」
『早子先生、結婚するって本当ですか？』 は再会の連絡。『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』は告白と喧嘩。「世界一難しい恋」は同棲継続。恋愛もの3連発。どれも曖昧ながら違う結末で面白い。昔の恋愛ドラマのセオリーは決裂片方外国行き復縁、もしくは決裂恋敵の後押し復縁のパターンだったし。ライバルや外的障害がなければ恋する本人同士に問題はないのが昔の恋愛ドラマ。今期は恋してる前提であり、しかし本人同士の考え方こそが恋愛の障害で難しいと。人付き合いはやはり他人に責任はなく本人同士の問題で。3作とも男女とも夢が入ってないとこも共通。女性向けも男性向けも相手が自分より容姿なり職業なり金なりハイスペックでそれを落とすのがセオリー。でも大体男女同じレベルで獲得感という感じはないとこも共通。大野君もおかしかったし。原作が小説や漫画なら必ず男女どちらか向けになるところ。まあ、どれも独特だから量産はできないかも。