mixiユーザー(id:11119457)

2016年01月10日19:28

329 view

おなかがすいたハラペコだ。/孤児たちの軍隊4/いちまき ある家老の娘の物語

椎名誠「おなかがすいたハラペコだ。」新日本出版社

------------
痛快・驚嘆の辺境怪しい料理や焚き火料理に加えて、愛妻海苔弁に二人でつつく鍋料理など、シーナ夫妻のほんわか食卓話もご開陳。
腹を空かせていろんなものをワシワシ食ってきたけれど、一番うまい、とたどりついた人生の結論とは――?!
“食"の話は不滅だが、本書のシーナ節はひと味違う。
正しき女性たちにお届けしたいエッセイ!
------------

椎名誠さんの食に関するエッセイです。
椎名さんのほとんどのエッセイを読んでいるのであまり新味はないですが、おなじみの焚火料理に加えて、海苔弁当など日常で食べている料理の話がちょっと新鮮でした。


ロバート・ブートナー「孤児たちの軍隊4−人類連盟の誕生−」ハヤカワ文庫SF

------------
惑星ブレンで異星人を撃退してから十数年後、太陽系外で人類が居住する惑星はブレンだけではないことがわかった。
地球は太陽系外の地球人と同盟を結び、秘密裏に〈ネズミ取り〉と呼ばれる防衛基地の建設に着手する。
これが完成すれば敵の来襲をいちはやく探知し、大艦隊で迎え撃つことができるはずだったが……。
人気シリーズ第4弾
------------

ロバート・ブートナーのミリタリーSFシリーズ第4作です。
前作から十数年後、地球は太陽系外の異星人に連れ去られた人類が居住する惑星をつなぐ星系に防衛基地を建設します。
主人公ジェイソンはその建設に従事しますが、異星人が攻勢をかけてきます。
1作目では高校生だった主人公も50代、この次の5巻でシリーズ完結です。
その後の世界を描いた続編も出ているそうです。


中野翠「いちまき ある家老の娘の物語」新潮社

------------
曾祖母が江戸家老の娘だったなんて! 自らの一族の流転の歴史を辿る。
まさか私がルーツ探索にはまるとは。
父の遺品整理で曾祖母が遺した手記を見つけ、ファミリーヒストリーを探る旅が始まった。
桜田門、関宿、沼津、青山、佐倉、上野、浅草。
幕末の戊辰戦争の逃避行に始まる一族の歴史を調べていくと、いつしか先祖が身近に感じられ、はるかな子孫の私に繋がってきた。
自らのルーツを辿る感動の物語。
------------

中野翠さんが父の遺品に曾祖母の手記を見つけた事からのルーツ探索をまとめた本です。
調べていくと、曾祖母の父は佐倉藩の家老で、佐幕派だった事から藩の勤王派と対立し、幕末には彰義隊に参加した、という過去が分かってきます。
敗走し結果的には静岡に落ち着くのですが。
あまり歴史に詳しくない中野さんがルーツを探っていく過程が面白かったです。

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年01月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31