・はじめに
じゃじゃ麺の店じゃないか、という指摘もされるだろう。
食事時には観光客でごった返すほどの店である。
どうやら、盛岡のじゃじゃ麺発祥の店であり、
地元の人に聞いても、やはりここが美味しい、という評価である。
福島餃子でいうならば「満腹」のような位置づけの店であろう。
この店は、��-49の餃子の店 白乾児のほぼ差し向かいにある。
なので、白乾児を出てから何とはなしに開いていた入口から中が目に入った。
すると、時間が良かったのだろうか、客が数人しかいない。
すぐ食べられるのならばじゃじゃ麺を食べるのも良いだろうと思い入った。
いざ注文してから、壁にあるメニューをよく見ると、餃子があるではないか。
餃子が招いてくれたとしか考えられぬ。頼まない手はない。追加注文する。
・対象
営業時間：[月〜土] 9:00〜21:00(L.O.20:40)、[日曜] 11:30〜18:45
定休日：無休(盆、年末年始除く)
焼きぎょうざ(16時まで)8個450円
昼の遅い時間だったから食べることができたが、もう少し遅ければ間に合わなかった。
醤油、酢、ラー油やその他の調味料はカウンターに置いてあるのだが、
これはもともとじゃじゃ麺やちーたんたんの味付けのためのものである。
・結果
餃子を頼むと、葱と生姜が乗った小皿を出される。
これに、カウンターにある醤油や酢を加えてタレを作るようにとのことだ。
餃子が盛り付けられている器なのだが、じゃじゃ麺(小)と同じ器だ。
この器は本来麺のためのものなので、そこは平坦ではなく湾曲している。
なので、餃子が何となく中央に寄ったような盛りつけになる。
大きさは中程度だがやや長めである。
焼き目はややあっさりしているが、皮はかなりパリッとしている。
餡は肉が多めとなっている。
・考察
白龍に前回入ったのはいつごろだったか。2002年ぐらいだったと思う。
みちのく一人旅と言うには大袈裟なのだが、単に東北を縦に往復したことがあった。
それすらも大仰であり、実際は東北各地の友人を訪ね歩いただけである。
それで、盛岡に寄った際に、友人と合流するまでの空き時間に行ったのだ。
10年以上前なので記憶も薄れているが、頼んでから供せられるまで早かったと思った。
じゃじゃ麺に関しては記憶の通りだったのだが、餃子は頼む客も少ないのだろう。
じゃじゃ麺と比べると出てくるまで時間がかかった。
もっとも、別な店で餃子を頼んでから出てくるまでの時間とはそうは違わないが。
それで餃子にありついた次第なのだが、生姜と葱の風味がかなり強い。
そのため、肉が多めの餃子であるにもかかわらず餃子の味が薄く感じられてしまう。
生姜と葱はじゃじゃ麺とは切っても切れないぐらい密着した付けあわせだ。
だから餃子でも統一して出すようにしているのだろう。
・まとめ
評価は3である。味が薄いと思えたのが全てだ。
これ、生姜と葱とは別に出して、お好みで一緒に食べてみてください、が良さそうだ。
じゃじゃ麺については盛岡というか日本一の実績の店だと思うが、
餃子については残念だが良いとは思えなかった。
まあ、盛岡市でトップクラスの有名飲食店で餃子を食べたという経験を大事にしたい。
今回の盛岡巡りはここで終了となるが、意外に収穫があった。
何処の地域にも、餃子が美味しい店というものはあるのだろうと思う。
盛岡の店はぱいかる、とかぱいろん、とか、日本語読みでない店名も少なくない。
また、冷麺も日本人が最初に始めたものではないと記憶している。
これらの出自は何処なのかもまた気になる。
次に訪れる際には地元民に聞いてみたい。そうした知識を得られることも旅の楽しみだ。
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