・はじめに
舞浜と言えばディズニーランドということは誰しも知っていることである。
そのため、舞浜は一大リゾート地、という印象を持つ人は少なからずだと思われる。
だからこそ、その地に仕事で行くとなるとあまり楽しい気持ちは抱きにくい。
そのような状況を打開するには探索だ。少々強引な理由づけだが、腹いせに高級な店を探す。
要するに、餃子を食べる理由を見つけられればなんだっていいわけである。
さて、ヒルトン東京ベイ、だ。見るからに立派な建物だ。
あまり高層にしていないのは景観の問題か、海風の問題か。
訪問時、このホテルの近くでもさらにホテルらしき建物の建設が行われている。
ここに作れば、やはり嫌でも儲かるのだろうか、と思うと心に寂寥の風が吹き込む。
・対象
営業時間：ランチタイム：11:30〜14:30、ディナータイム：17:30〜21:30
定休日：(たぶん)無休
こだわりの鉄板焼き餃子6個1850円
すべてテーブル席で、もちろんのことかなり広い店内である。
なお、この店ではバイキングをやっているのだが、かなり高いと感じる。
普通に満腹するまで頼んでもその価格には届かないように思えるのだが…
・結果
かなり大きい。これだけ頼んでも腹が満ちるように思える。
一人では食べきれないという人も少なからずではないかと思えるほどである。
皮もかなり厚めになっている。
餡は肉が主体で、味がついているのでタレは不要ですとの説明がある。
一応、アクセントに辛味も添えて供される。
・考察
これだけの大きさの餃子ならば、これのみ頼んで終わり、にしてもいいぐらいだった。
さて、この餃子はまさに格のある中国料理店の餃子、という印象だ。
本場には焼餃子はないのだから、これは中国料理ではないという指摘もあるだろうが、
中国の中国料理、でなく日本流に作られた高級な中国料理、と考えればよい。
とにかく、食べ応えがあって、主食にさえなれる餃子という印象である。
ところで、なぜ日本では水餃子が餃子のメインとならなかったのだろうか。
餃子はメインディッシュではなくサイドメニューとして認識されたからとも思える。
水餃子は水分が多くなる分、満腹感を感じやすくなる。
その点、水分を飛ばした焼餃子のほうがおまけの一品、というポジションになりやすい。
もう一品、という感覚を与えて利益を増やしたいという意図が見えなくもないが、
そんな理由で日本では焼餃子という形式が受け入れられやすかったのではないか。
では、揚餃子はどうなるか？揚げるためにはある程度の量の油を熱しておかなければならない。
最初からいわゆるフライヤーを置いている店ならばそこまでの手間にはならないだろうが、
そうでない店ならば作るのが億劫になるだろう。だから、メジャーにはならないのだと思う。
・まとめ
評価は3である。それなりの店、それなりの餃子ではあるのだが、
味わいがやや弱いように感じた。
であるが、餃子が好きな方ならば食べてみる価値はあるだろう。
ただ、かなりの量になることだけは念頭に置いておいたほうが良いと思われる。
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