先程の東平安名崎へ向かう途中の城辺市街地にて、看板を見つけたこともあり向かってみることにした。
しかし、その看板に反して直ぐには見つからなかった。
おそらくこの辺りにあるだろうと適当な辺りをつけて進んでいくと、ようやく見つかった。
この"辺り"と言うのは地下ダムの内と外を隔てる壁が地下に埋まっていることもあり、地上では微妙に土地の利用方法が変わっているため、大体ここら辺にあるだろうという目星が付けられた。
「地下ダム資料館」の名前通りに、ダムの擁壁の上に立つ資料館である。
宮古島を縦横無尽にスクーターで走り回ってきたのだが、島尻のマングローブ林以外には真面な川すらない水不足の島である。
サンゴ礁の土地のため、水がすぐに浸み込んでしまうため川などできる訳がない島である。
そのため、山と山に挟まれた土地の地下にコンクリートを打ち込んで「地下ダム」としている。
そのような仕組みについて詳しく知ることができる施設という資料館であった。
また、外には地下に大きな穴が掘られており、埋められた擁壁が目に見えるような形でダムの水が外に流れ出る様子が見学できる。
地上からはそれ以外にはダムがあることがはっきりしない。
この事が良い事か悪い事はわからないが、そのような環境の上で暮らしている島であることは間違いない。
地下ダム資料館を出る際には曇天空から雨が降り始めてしまった。既に17時近かったこともあり宿に戻った。
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旅行日:2012/05/01(Tue)
写真: 地下ダム資料館(資料館, 福良ダム)
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