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2010年08月01日07:30

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週報(10/07/25〜) 相馬野馬追

福島県南相馬市で行われた「相馬野馬追」に行ってきました。
今年はメインの野馬追本祭が土曜日で、かつ臨時の急行の相馬野馬追号の佐貫駅の出発時刻が繰り下がったこともあり、珍しく家から安く出かける事が出来たのが理由です。
日帰りするには少し遠距離なため、土日の一泊二日となりました。
 
始発電車を乗りついでJR常磐線の佐貫駅へ移動。
せめて我孫子始発ならばもう少し使いやすいにも関わらず、なぜか始発はいつも佐貫駅。
(仙台七夕号、昔走っていた青森行きのねぶた祭り号も、必ず佐貫始発)
駅に到着すると、中線に列車はスタンバイしていた。
乗り継ぎ時間5分で列車は出発した。
自分と同じように、都心方面からの乗り継ぎ客が意外にも多く、始発駅から3割程度の乗車率。
 
3時間半をかけてようやく原ノ町に到着。
原ノ町駅で配られていたパンフレットを片手に、祭場への騎馬行列を見に行く。
駅から炎天下の中を歩いて15分近く、ようやく行列が行われている道路に着いた。
本当に甲冑を着て、馬が歩いている行列光景であった。
30度を超える気温で雲ひとつない快晴であったので、暑さは半端ないだろう。
馬は水飲み場を見るなり、直進して行っていたぐらいだったので…。
当然、馬の行列なので道路には馬糞が散乱している。なのでほのかに匂う。
 
この行列の先に、祭りの会場である「雲雀ヶ原祭場」がある。
騎馬入場口は道路からすぐに入れるのだが、観覧席は大周りしないといけないため、さらに炎天下の中を30分近く歩くことになった。
地図で確認していたのだが予想以上に遠かった。
 
雲雀ヶ原祭場へ北口のゲートから入った。
観覧席は山の斜面に造られていたので、見えづらいという事はなく会場全体を見渡せる。
しかし日陰は斜面に植えられていた松の木だけである。
なので容赦なく快晴の澄み切った青空から太陽が照らしてくる。暑い。
 
本祭のメインは、甲冑競馬と神旗争奪戦の二つである。
 
※甲冑競馬
一周1000mの円形(競馬場と同じような感じ)のコースを10頭立てで10回行うレースである。
実際には10頭立てという事は少なく、実行委員会側が臨機応変に頭数を変えている。
またこの日は10回も行われなかった。
 
とにかく落馬が多く、馬を止めさせるのにてこずり、1レースが異様に長く時間がかかった。
落馬の度に救急車が走っており、そのため中断時間が長かった。
このような場面はテレビニュースや報道では伝わらない部分なのだが、見た目以上に荒い祭りである。
また実行委員会側からのアナウンスは「命令口調&怒鳴り口調」である。
他の祭りではあり得ないようなアナウンスが頻繁になされるのも特徴である。
 
このレースでは旗を背負って馬を走らせるので、
競技場の近くに行くと、旗が風を切る音が大きく聴こえ、かなり迫力がある。
 
 
※神旗争奪戦
打ち上げられる花火一発に対して二本の御新規(色のついた旗)が入っており、それがゆっくりと落ちてくる。
それを"鞭を使って"旗を奪い合うお祭りである。
花火は全20発である(御神旗は40本)
 
初回の打ち上げで落馬が相次ぎ、救急車が走り回ったため、異様に時間がかかってしまっていた。
(これ以前にも救急車が走り回っていたので、会場に待機している救急車もなくなっていた)
 
甲冑競馬とは異なり、望遠鏡がなければ旗を奪い合うシーンは見えず、
単なる馬の群れがあちらこちらに移動するだけなので、意外と見た目は地味である。
その代わり望遠写真で撮れれば奪い合うシーンは迫力があるので、宣伝媒体ではこちらをメインに扱っている。
 
全20発なのだが、ツアー客や地元の人は、早々と5〜6発目ぐらいから帰ってしまう。
理由は近くの道路混雑が激しくなるので、さっさと見切りをつけて帰ってしまうためである。
そのため11発目ぐらいになると見ている人は数少なくなり、優雅に松の木の下の木陰で眺める事が出来た。
名人にもなると腕が違うようで、一人で2回旗を取る人もいるようである。
逆に数人で奪い合った挙句に決着が付かず喧嘩状態になるケースも多く、簡単に1回の競技が終わらない事も多かった。
(大抵その場合は、複数人が一緒に取った事にして商品を分け合う)
 
 
神旗争奪戦が終わり、本祭は終わりである。
会場に入ってきた馬はどのように帰るのだろうか?と前々から疑問に思っていた。
来る時は道路規制をした行列で来るのに、帰りは特に規制をかけていなかったためである。
 
実際に現場に行ってみて驚いた。
「道路規制なしに、来るときに行列を行った道路に、普通に馬を歩かせていた。」
道路交通法で"馬は軽車両"なので問題はない。
しかし、実際に馬と自動車が普通に走っている光景は、かなり異様である。
 
 
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写真:
 相馬野馬追号(佐貫駅停車中)
 行列
 御神旗争奪戦
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