榎本博明『すぐに「できません」と言う人たち』(PHP新書)を読みました。著者は、MP人間科学研究所代表だそうですが、これだけではよく判りかねます。ご専門は心理学で、博士の学位もお持ちのようです。本書では、主として、タイトルの「できません」は職場で
小塩真司『「数値化」中毒』(PHP新書)を読みました。著者は、早稲田大学文学学術院教授であり、ご専門はパーソナリティ心理学、発達心理学だそうです。本書のタイトルを見て、いわゆるグッドハートの法則、すなわち、「ある指標が目標となると、それはもはや
イアン・ゴールディン『移民は悪か?』(プレジデント社)を読みました。著者は、英国オックスフォード大学教授であり、ご専門はグローバリゼーション、開発学のようです。本書の英語の原題は The Shortest History of Migration であり、2024年の出版です。英語
本ではなく学術論文ですが、全米経済研究所(NBER)から米国カリフォルニア州で億万長者の資産へ課税するとどうなるか、に関する頭の体操めいた試算結果を示す "California Billionaires: Wealth, Taxes, and Wealth Tax Revenue Estimates" と題するワーキング
東田啓作[編著]『グリーンウォッシュの経済分析』(中央経済社)を読みました。編著者は、関西学院大学経済学部教授であり、本書は、関西学院大学産研叢書として出版されています。タイトル通りにグリーンウォッシュについて経済学的に分析を加えています。本書
小峰隆夫ほか『スマートシュリンクへの道』(中央経済社)を読みました。著者は何人かいるのですが、うち小峰教授は私の役所の先輩であり、研究所勤務の折には上司としてお仕えした経験もありますが、ほとんど接点はなかった気がします。本書は、中曽根康弘世界
方丈貴恵『矛と盾』(角川書店)を読みました。著者は、我が母校である京都大学のミス研ご出身のミステリ作家です。デビュー以来この作家の作品はだいたいの作品は読んでいると私は自負しています。本書は、タイトル通り、というか、何というか、どちらが矛でど
大山悠輔『常に前へ』(ベースボール・マガジン社)を読みました。著者は、たぶん、口述筆記か何かで録音してAIか誰かが文章に起こしたんだとは思いますが、大山悠輔であり、私が熱烈に応援する阪神タイガースのクリンナップの一角を担うスラッガーです。2023年
市塔承『女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処』(講談社)を読みました。著者は、ミステリ作家なのでしょうが、本作品が第66回メフィスト賞を受賞してデビューしています。さらに、本書の巻末に第2長編を執筆中で、冬にも出版予定のような宣伝文句があります。一見
カツセマサヒコほか『もふもふ』(新潮文庫nex)を読みました。副題が「犬猫まみれの短編集」となっているように、ペットの犬や猫に関連するアンソロジーです。収録作品は、収録順に、カツセマサヒコ「笑う門」(犬)、山内マリコ「猫とずっと一緒にいる方法」(猫
丹羽宇一郎『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』(東洋経済)を読みました。著者は、伊藤忠商事社長、政府の経済財政諮問会議の民間委員、在中国大使などを歴任しています。タイトル通りの本です。2年半ほど前の2023年暮れに「新しい戦前」とい
中林真幸『経済史で学ぶ社会・経済のしくみ』(日本評論社)を読みました。著者は、東大社研教授です。本書では、タイトル通りに、経済史から現在の経済社会について学ぶ、というのが目的らしいのですが、序章と終章を除いた全5章を読んで、経済史を題材にして
宮川努『社会的共通資本の経済学』(東京大学出版会)を読みました。著者は、学習院大学経済学部教授です。本書は、タイトルから容易に想像されるように、宇沢弘文教授が提唱した社会的共通資本について論じています。2部構成であり、前半で社会的共通資本の基
フリーダ・マクファデン『ハウスメイド』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました。著者は、ミステリ作家なのですが、別に脳外科医という顔も持っています。私は、田舎の図書館の新刊書コーナーに無造作に置かれていた本書の続編『ハウスメイド2』を借りて先に
まさきとしか『大好きな人、死んでくれてありがとう』(新潮文庫)を読みました。著者は、ミステリ作家であり、本書も殺人事件から始まり、犯人が明らかにされる驚愕のラストが待ち受けています。ただ、世間的にいえばイヤミスということになるかもしれません。
世界銀行から State and Trends of Carbon Pricing 2026 と題するリポートが公表されています。まず、Key Messages を5点引用すると次の通りです。1. Carbon pricing now covers nearly 30% of global greenhouse gas emissions.2. Carbon pricing mobilized
宮田珠己『そして少女は加速する』(幻冬舎)を読みました。著者は、作家なのですが、紀行エッセイを中心に、日常エッセイ、書評、小説なども執筆と紹介されています。本書はエッセイではなく小説であり、舞台は東京多摩地区、高幡不動のたぶん近くの設定であろ
国連児童基金 UNICEF から Unequal Chances: Children and economic inequality と題するリポートが明らかにされ読んでみました。37か国を対象に、子どもの経済的格差=Economic inequalitiesが、肉体的な健康=physical health、精神的な幸福度=mental well-be
齊藤誠『日本経済を診る』(ちくま新書)を読みました。著者は、國學院大學経済学部教授です。本書では、タイトル通りに、日本経済についてマクロ経済の面からデータをていねいに読み解こうと試みています。その上で、意外性ある処方箋を出そうという意気込みで
脇田滋『いまどうするか日本経済』(ちくま新書)を読みました。著者は、東京都立大学経済経営学部の教授です。私は何度か役所のセミナーなどでお会いしたことがあります。実に、主流派のエコノミストだと受け止めています。本書の結論は、p.302にあるように、
バリー・アイケングリーン『世界大恐慌とリーマンショック』(勁草書房)を読みました。著者は、米国カリフォルニア大学の旗艦校であるバークレイ校の経済学特別教授・政治学教授です。経済史学会会長の経験もあり、ご専門は経済史だと思います。本書の英語の原
加山竜司『「推し」という病』(文春新書)を読みました。著者は、漫画ジャーナリスト、ライター、編集者と紹介されています。本書では、インタビューなどに基づいて7章に渡って、アイドル、ホスト、アニメ、VTuber、AV女優アイドル、地下アイドルなどに対する
ダーシーニ・デイヴィッド『グリーンエコノミー』(かんき出版)を読みました。著者は、エコノミスト・キャスターで、現在はBBCニュースのチーフエコノミスト・コレスポンデンスだそうです。チーフエコノミストは何人も知り合いがいるのですが、「コレスポンデ
小平武史『ケインジアンが見失ったケインズの財政政策』(昭和堂)を読みました。著者は、よく判らないのですが、出版社のサイトでは「中央官庁において経済政策の企画立案に携わるかたわら、並行して学術研究をこころざし東京大学大学院経済学研究科博士課程修
"The Value of Reliable Statistics" と題する論文を読みました。米国のトランプ大統領が昨年2025年8月に米国労働省の労働統計局(BLS)の責任者(Commissioner)を解任(fire)した際に観測された不確実性の高まりがマクロ経済に及ぼす影響を計測しています。まず
"How Poverty Fell" と題する論文を読みました。世界的に貧困が劇的に削減された経緯を分析しています。世界の先進国、日本も含めて、先進国となった国々では、かなりの程度にペティ=クラークの法則が当てはまります。ペティ=クラークの法則とは、私は最近の
"Labor Market Impacts of ICE Activity in Trump 2.0" と題する論文を読みました。第2期目の米国トランプ政権で移民・税関捜査局=ICE: Immigration and Customs Enforcement による不法移民 undocumented immigrants 取締りが米国雇用にどのように影響を及ぼ
ジョー・キャラハン『瞬きすら許さない』(創元推理文庫)を読みました。著者は、英国ミッドランド地方在住のミステリ作家であり、デビュー作である本書により、2024年度の英国推理協会賞最優秀新人賞受賞を受賞しています。日本でいえば、江戸川乱歩賞受賞でデ
法月綸太郎『法月綸太郎の不覚』(講談社)を読みました。著者は、新本格派と呼ばれるミステリ作家であり、我が母校の京都大学のミス研ご出身です。本書は、作者と同じ氏名の法月綸太郎が父親の法月警視からの情報を下に真相解明に挑むというシリーズの最新作で
林真理子『マリコ、アニバーサリー』(文春文庫)を読みました。著者は、エッセイスト、直木賞作家であるとともに、日本大学の理事長職も務めています。本書は、「週刊文春」に連載されているコラムを取りまとめて、単行本として2024年に出版され、そして、今年