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日記一覧
- 野に立ちつくす
- 2020年04月20日09:16
野に立ちつくす学校から帰って野に立ちつくした冬のとんぼをみつめて野に立ちつくした世界が終った日野に立ちつくした人間じゃない世界にいた野に立ちつくす とどうしてこうも 胸がいっぱいになるのだろう。指田悠志
- 人間の時間
- 2020年04月18日07:16
人間の時間地球はいつも 半分寝ている半分だけ 太陽のかげになっている起きている国の 現実は厳しいが寝ている国は なべて平和だ平和は時雨(しぐれ)のように通りすぎてゆく悪逆極まりない人間も眠っているときは善人と変わりがない世界には友愛にみちた国
- 小石（磧の小石を拾うものじゃない）
- 2020年04月16日06:52
小石（磧の小石を拾うものじゃない）こどもの頃 磧へ行ったそして うつむいて帰ってきた小石をなげているうち小石の心に 近づきすぎた投げようとしたの はただの 小石だった のに投げるに 投げられずハンカチにそっと包(くる)み 持ち帰った胸に 押し
- 不倫と不純
- 2020年04月14日03:56
不倫と不純「このひとと一緒だったら 行き先が地獄でも構わない」不倫は ある意味一途な恋なぜなら 彼らは相手そのひとの人間性ばかりをみつめ 好きになってしまうからだ年収や肩書を気にするような妻になった多くの人の結婚を決意するときの不純な動機よ
- 堀北真希のおさらい（7）
- 2020年04月13日15:48
翌日の学校の廊下。窓に腰かけた修二と草野。草野が人さし指を立てた。 見て。血ぃ、出てる。罰、当たっちった。血なんか出てねえじゃん。当たってないよ、罰なんか。 そこへ車椅子で包帯だらけのシッタカが登校してきた。 どうしたんだよ！へへ、階段から落
- 堀北真希のおさらい（6）
- 2020年04月13日15:45
野ブタ。をプロデュースの最終回は、物語の本編というよりも、オマケ的なエピソード満載の一篇であった。ここでの堀北真希はもういままでの野ブタ。ではない。少女としての魅力あふれる、最高にチャーミングな女の子になっていた。堀北真希の可愛らしさを堪能
- 堀北真希のおさらい（5）
- 2020年04月13日15:42
修二は二人にチリのお土産をわけた。ブタじゃん。それも脚3本しかないよ。お守りだっていうんだよ。何の、お守り？ 家内安全？わかった！ 安産祈願。おまえな、男に安産祈願はねえだろ。で、結局何？あ、えと、友情っていうか。友情。ほんと？ あ、ありが
- 堀北真希のおさらい（4）
- 2020年04月13日15:40
親友。母からの国際電話。「友だち何人？」の質問にとっさに「2人だよ」と答えた修二。その、かけがえのない親友のひとり、野ブタ。と修二はいま、コミュニケーションがまったく成立しない状況下にある。あの夜以来、彼女は修二の顔を見ると逃げて行ってしま
- 堀北真希のおさらい（3）
- 2020年04月13日15:38
草野。おまえ。プロデュース。ほんとうに辞めたいのか。ああ。じゃあお前、野ブタ。をどうしたいんだ。どうしたいって、いろいろしたいけど、いちばんしたいのは、結婚。何考えてんだ。こいつ。屋上。野ブタ。が相談に来ている。蒼井さんが入らないかって、言
- 堀北真希のおさらい（2）
- 2020年04月13日15:35
野ブタ。がラヴレター？をもらった。ぎょっとして下駄箱のまえで腰を抜かす野ブタ。こっそり中身を見た場所が、誰もいないじめじめした薄汚い校舎の裏口であるところがいかにも野ブタ。らしい。差出人はシッタカ。彼は最近野ブタ。に�猖┐┐覘瓩發里魎兇犬討�
- 堀北真希のおさらい（1）
- 2020年04月13日15:33
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6044714〈野ブタ。をプロデュース〉このドラマにおける堀北真希のクランクインは２００５年9月13日。当時堀北は高校2年生、16歳であった。脚本は、ＴＶドラマ界でも奇才として知られる、二人組
- 東京日記まとめ（その３）
- 2020年04月08日12:30
「その十九」夕空が晴れ渡っているのに、夕日の明るさに比べて物の影や道端の並木が暗いようであった。山王下の料亭に行くと、もうすっかり夜であったが、家の中は明るく障子まで白く輝いていたから、気持ちがはっきりするような気がした。卒業以来何十年も逢
- 東京日記まとめ（その２）
- 2020年04月08日12:28
「その十一」東京日記のその十一は「上」と「下」、つまり前後編に分かれている。発車までまだ間があるので、東京駅の食堂で麦酒を飲んでいると、向うの席に誰かが立ったまま、私の方を窺っている。それは学生で、見覚えのあるような気がしたので、軽く会釈す
- 東京日記まとめ（その１）
- 2020年04月08日12:26
「東京日記」は内田百�里�昭和十二年の十二月、東京ステーション・ホテルに二週間ほど缶詰になって書きあげた、二十三話からなる短篇小説である。昭和十二年と言えば日中戦争の始まった年。それゆえか、本作は時代の抱えていた未来への不安を十二分に反映した
- 東京日記 その二十三
- 2020年04月08日11:22
「その二十三」私は仕事で半月ほど、東京駅の鉄道ホテルに泊まっていたが、その間一度も外へ出なかったので、だんだん鬱屈とした気分になってきた。またホテルの食べものは窮屈で、そんなものばかり食べてもいられないから、毎日昼か晩の一回、時によると二度
- 東京日記 その二十二
- 2020年04月07日12:45
「その二十二」日比谷の交差点に二つ並んでいる公衆電話の手前のに入って、相手を呼んでいると、隣にも誰か入ったらしいが、硝子が汚れていてよく見えず、初めはわからなかったけれど、目が馴れてくると、髷（まげ）に結った非常な美女の姿がありありと見えて
- 東京日記 その二十一
- 2020年04月07日11:13
「その二十一」ホテルの食堂へ晩飯を食べに行った。私の席のすぐ前に後ろ向きに座っている西洋人の年寄りがおり、向かいに洋服の日本女性が厚化粧をして、不自然に笑顔で話しかけている。西洋人は七面鳥のような皺の寄った首に真白な長髪がかぶさっている。受
