mixiユーザー(id:67124390)
日記一覧
- ドラマ「星降る夜に」感想・後篇
- 2023年03月24日11:58
第７話。伴宗一郎（ムロツヨシ）一色に染まった話だった。妻・七海（大場美奈）の死を素直に受け止めることができず、誰かの所為にしないと、新たな日々を生きてゆくこともできない。ただ復讐心、復讐心だけで生きてきた男。それが宗一郎だった。今回大学病
- ドラマ「星降る夜に」感想・前篇
- 2023年03月24日11:53
大石静・脚本の、産婦人科で働く女医・雪宮鈴（吉高由里子）と聾者の若者・柊一星（北村匠海）の恋ものがたりである。 手話や聾者を題材にした作というと、映画「ドライブ・マイ・カー」とか、昨年１月期の「ファイト・ソング」とか、昨秋のドラマ、「Sile
- 映画「little forest」
- 2023年03月21日11:40
東北地方の片田舎に暮らす、若い女性の農業日誌、および毎日の献立を事細かく描いた、日記のような映画である。 「夏」「秋」「冬」「春」の四部構成になっていて、描写はナレーションが多く、写実的で淡々としているが、ところどころ、農業に携わる者の鬱
- 2023年03月のうた その２
- 2023年03月21日08:19
声と息声の出ずるたび声を切なくおもう息を吐き出だすたび息を狂おしく思う。土匂う春が深まりはじめている春が竹のこどもになり地中の繊毛のなかで声を出さずに育ち始めている地中は竹というものの子宮であり筍はその胎児である音もなく 否 幽かな音たて胎
- 囈語
- 2023年03月16日11:14
こどもたちは遊びで優しい貌をして楽しそうにこどもを傷つけるあそびで心を傷つけるにこにこしながら平気で傷つけるこどもが傷ついても遊びだと思っているからゲームだと思っているから先生たちは何も云わない云うとトラブルになるからことを荒立てるのはＰＴ
- 2023年03月のうた その１
- 2023年03月14日07:53
春の朝朝だというのにあたたかな童話のようなひと時である往来をゆく車の音も未だ聞こえず物語〈夢〉のなかで花のようなものを捧げもってひたすら捧げもっている倖せになるためにこんな朝が私はすきだ目覚めようとするでも 起きられない起きるなんて 勿体な
- エゴン・シーレ「ほおずきの実のある自画像」
- 2023年03月13日07:23
１９１２年に描かれた、とあるこの貌には誇張も歪曲もないここにあるのはシーレ自身の本質そのものだこんな風に人間の貌を描かれたらひとは絶句するほかはない眼の色 大きさ 口もと 耳の形鼻 眉毛 頸筋 髪型に至るまで写真よりも何百倍も生々しいエゴン
- 風が吹いていた
- 2023年03月03日12:39
風が吹いていた自身の 肉体のなかを血が通っている そのさまを知った風は 吹きつのるけれど吹きつのるとき自身のうちの 血は通いなれた 血管のなかをめぐるだけなのに吹きつのる 風と五体をめぐる 血とそして さらなる感情を風が吹いていた風が 吹い
- ドラマ「雪国」を観て思いだしたこと。
- 2023年03月02日14:29
ドラマ「雪国」を見ていて、思いだしたことがあります。それは内田百�寮萓犬筏楙詁四困気鵑琉鈩辰任后� 内田百�寮萓犬蓮�琴の宮城道雄氏とは親友関係にあったけれども、三味線で思い出したことがあります。 それはとあるイベント、確か筝曲の集いか何かで
