俺ん家時がしずんでゆく木洩れ日の そのなかで日に日にうつろうしぜんの色の鮮やかな淋しさをああ ああああああああああ あああああああああああああああ ああああ古墳のような 丘があり丘のまんなかの窪んだところに家があってそこが俺ん家だった生きて
闘う時がしずんでゆく木洩れ日の そのなかで日に日にうつろうしぜんの色の鮮やかな淋しさをぼくは眸に焼きつくす生きているのだろうと 思うものは動かず死んでしまったものは消えてゆく消えてゆくものはやがて忘れてしまう生きよ 生きよ 生きよ呼吸のよう
人間の明日午後 3時14分円周率つめたい てのひら部屋の中の秩序無秩序人間は生まれかわれる と聞かされた釦のかけちがいを正す方法 を 知らずとも生きられる なら昨日の過ちに押しつぶされず未来を見て生きられるならこどものような眸をして生きること