mixiユーザー(id:6666326)
日記一覧
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜新感染走る師走】
- 2020年12月21日11:01
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枝々が怒って空をバラバラにしたねころんでもねころばなくてもねこはねこ招き猫さま 失せ猫招いてくださいな捜し行く変わったものと変わらぬものを線路際のさばさばママさん憂い顔感染者日増しにロシアンルーレット
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜雲に空がある】
- 2020年11月11日11:36
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傘を打つ雨３連符４拍子昼の月真澄の空に沈みそう世も末だ世も末だよと野猫鳴く空見ると空になれる見ている間はカラスの声真似する子の真似するカラス空に雲があるのか雲に空なのか
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜新型の秋】
- 2020年10月22日10:35
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いつもの人に会うといつもの顔じゃない頭に数十人の人を載せてタワーマンション踏み潰された蛙みたいに白いマスク道に駅前の広場で増殖するウーバーイーツ街灯の光が雨に溶ける夕「新型」がネガティブ顔で跋扈する
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜都会の蝶】
- 2020年09月12日12:11
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どんぐりや身を寄せ合って落ち時待つゾゾタウンとアマゾン運ぶクロネコヤマト白マスク外せば紅唇 女子高生閑さや神社に蝉の声途絶え花屋さんの鉢植えに都会の蝶公園に打ち捨てられた飲みかけのラテ
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜どこへ】
- 2020年08月28日11:07
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この夏がコロナツにしか聞こえないこの夏回送の暗い列車で手を振る幽霊老人の重い一歩や炎天下だらしなく垂れてあでやか凌霄花ビラ配る反政権のじじとばば先導はアオスジアゲハどこへ行く
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜禍中の夏】
- 2020年08月03日10:51
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コロナどき群れ成し駆ける高校生鳥啼く虫鳴くあした無く思いっきりブランコ漕ぐ子ら梅雨晴れ間西日から顔を背けてひまわり咲くミンミンのミンの回数不安定セミの鳴く神社か神社に鳴くセミか
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜深爪】
- 2020年07月09日10:42
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生徒無きまま呟く校舎の地声聞くタチアオイ背伸びしすぎて行倒れ野良猫が笑った 何笑いプラコーンの赤い存在感不意の凌霄花は異界の門深爪や切りすぎた前髪みたいな後悔の日々
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜咳をすれば】
- 2020年06月02日11:02
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菓子パンをぱくつき歩く熟女婀娜なり人のゐぬままの校庭猫まろぶタチアオイ人よりでかい顔をして宅配の兄さんきょうからウーバーイーツ双子ベビーカー押すのはちっちゃなお母さん咳をすれば睨まれる
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜染まる】
- 2020年05月13日10:33
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思い知る僕らも地球のウイルスだった線路際 カラオケスナック 昼間の演歌葉桜やおんなじ場所とは思えない下手なピアノに調子外れためだかの学校電線の鳥にはコロナ禍どう見えるテイクアウトとマスクでコロナ色の街
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜コロナめく日】
- 2020年04月08日10:29
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風吹くというけど風に吸われることもコロナめく公園で踊る2.9次元の少女たち大女優めいた女の歩きスマホたんぽぽ咲いてたんたんぽっぽたんぽっぽ保育園から咲いた咲いたチューリップのお歌黒い影落として黒い烏飛ぶ
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜蟻つぶし】
- 2020年03月14日10:30
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こんな夜も人生語るおじさんが…かわいくて美しい名のコロナは悪魔花びらやビルの間で舞い踊り昼の月 笑ってるの？泣いてるの？イヌフグリふぐりふふふふ咲き誇り地の蟻を指でつぶせり少女笑顔で
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜２２２】
- 2020年02月25日17:11
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枝桜に雫咲かせて冷たい雨カラス雄たけぶまた誰か死んだかホームレスのこんもり残したブルーシート空気軋む夜 きっと殺人事件だアパートの半開きの窓から２月の風鈴猫猫猫猫猫 猫猫猫描猫猫猫 猫猫猫猫猫
- 【俳猫ねこやま・ねこたの詠める〜年跨ぎ】
- 2020年01月23日10:28
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神社の公孫樹いつしか裸に新年を待つ前を行く人後ろから来る人距離と距離猫がみな人よりどえらく見ゆる日よ光は闇を見えなくするたんぽぽ荘という名の赤錆びたアパートそこだけが時間の止まったままの路地
