藤色の顔で女は藤棚の下親しい顔の歳月に驚き鏡を見る葉桜やここがピンクであった頃躑躅色の見えない血を流しつつ歩いている青すぎる空が重くて目をつぶる張りぼての街と気づいた裏通り
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小さな傘でよかったと少し傾ける三日前建築中だった家にもう人がいる木々の影が人に化けたる逢魔が時鳩ぽっぽいっしょに歩けば人ぽっぽぽつぽつとオレンジ灯る宵のコクリコスーパーの制服でない彼女が陽を浴びる道
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