ビルマ敗戦行記 一兵士の回想録 荒木進 第一篇 応召より終戦まで 一、召集令状 昭和十九年月末か六月の初め、日立市は生暖かい夜だった。窓下で地虫が鳴いていた。食事を終えて茶の間で寛いでいた八時頃、あわただしく玄関で「電報です」という声がす
続きを読む
ログインでお困りの方はこちら
mixiニュース一覧へ