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日記一覧

キム・ギドクが新型コロナで亡くなった。59歳だった。晩年はスキャンダルで人間としての評判をすっかり落としてしまったが、それによって残された作品群の価値が揺らぐ事はない。映画も音楽もそうしたもの。こちらは2004年キム・ギドク監督作品「サマリア」の

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リー・カースレイクの死去から2カ月、今度はケン・ヘンズレーが亡くなった。享年75。こちらはヘンズレーが同じく元ユーライア・ヒープのジョン・ロートンと組んだユニット、ヘンズレー・ロートン・バンドが、2000年にロンドンで行った公演を収録したCD。ライ

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Sean Connery「Zardoz」(DVD)
2020年11月04日22:01

ショーン・コネリーが亡くなった。90歳だったそうだ。存在自体が映画そのものの様な俳優だったと思う。好きな映画は沢山あるが、小中学生の頃に観て強烈な印象を受けた「惑星ザルドス」が個人的には別格。という訳で、北米盤のDVDを引っ張り出してきた。「未

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10月は速い、と毎年思う。10月と言って思いつくのが、レイ・ブラッドベリの短編集「10月はたそがれの国」(原題:The October Country)と、この「Octoberon」。「Octoberon」はバークレー・ジェームズ・ハーヴェスト、1976年リリースの7thアルバムで、邦題は「

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現在「ゴブリン」を名乗っているグループはいくつかあって、それぞれにアルバムもリリースしているが、これまでリメイクや編集ものばかりでお茶を濁していた「クラウディオ・シモネッティズ・ゴブリン」が2020年、ようやくオリジナル・アルバムをリリースした

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オリヴァー・ストーン、2004年の監督作品「アレキサンダー」のサントラ、2CDs完全版。映画は、アレキサンダー大王の半生を描いた173分の超大作である。ちなみに米ではファイナル・カット、213分がBD化されているが、日本では無視されている。出演は、コリン・

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Ennio Morricone「Nove Cento」
2020年07月31日11:22

モリコーネのサントラから名盤を選び出すなんて事をすれば、20や30では収まらないのを100も承知でもう1枚選んだのがこの「1900年」。映画はベルナルド・ベルトルッチ監督による1976年作である。何しろ5時間超えの超々特大作。映画好きを自認する者なら嫌でも

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やはりサントラ・アルバムからも2枚セレクトする事にして、今回はその第1弾。セルジオ・レオーネ、1968年の監督作「ウエスタン」のサントラである。1999年、伊RCAがリリースしたヴァージョンで、20曲50分。これまでにも何度か買い直しているが、このあとも曲

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1988年にVirginからリリースされた、モリコーネのCDとしては珍しい、映画及びTVの音楽以外のCD。即ち真のオリジナル・アルバムだ。タイトル通り、モリコーネの作曲した室内楽作品を収録している。これが純然たる現代音楽なので聴いて驚く。時空を超えて響き渡

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タイトルは「エンニオ・モリコーネによる企画、脚本と監督」の意。オリジナルは1970年で、今は亡き、日本のレジェンド・レーベル「SLC」が、1995年にCD化したもの。帯に「これは彼の最高傑作です」「SLC大推薦盤」「世界初CD化」とあるから買わない訳にはいか

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エンニオ・モリコーネが亡くなった。91歳だったという。映画音楽の作曲家で、廃盤も含めて一番多くCDがリリースされているのは、段突でエンニオ・モリコーネである。私も100枚位は持っているが、コンプリートしようなんて夢にも思った事はない。正直言って外

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Niquet「Franck : Redemphon」
2020年06月25日17:34

フランクのブリリアント・クラシックス23CDsボックスで初めて聴いてめちゃくちゃ気に入った交響詩「贖罪」全曲版に、新しい録音があると知って、是非それも聴いてみたくなった。この曲は、間奏曲のみの録音はそこそこあるが、全曲版の録音は非常に少なく、ブ

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ディルク・ブロッセ指揮ブリュッセル・フィルの演奏によって2019年にリリースされた映画音楽の作曲家、マルコ・ベルトラミの作品集。マルコ・ベルトラミはお気に入りの作曲家なので、こうした作品集が出れば飛びつくしかないのだが、演奏がブリュッセル・フィ

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Arp「Spohr : Faust」(2CDs)
2020年04月16日15:16

最近はまっているのがシュポア。初期ロマン派の作曲家で、当時のスター・ヴァイオリニストでもあった。1784年生まれだから、ヴェバーの2つ歳上で、パガニーニの2つ歳下。ベートーヴェンからは14歳下となるが、交流があり、ベートーヴェン の「交響曲第7番」の

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2015年にダウンロードのみでリリースされていた「It's Good To Be Here」が、この2020年やっとCD化された。これは実に待たされた1枚だ。2006年の「Book Of Love」以来、14年振りの10thアルバムとなる。ラス・バラードもなんともう74歳だそうだ。作詞曲は勿論

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「私は歌っているのではない。ただ呼吸をしているだけだ」こんな事を言えるのはこの人くらいだろうし、その歌声を聴けば納得するしかない。こちらはカルロ・ベルゴンツィの90歳を祝って、2014年7月8日にリリースされた17CDs。しかしながら7月13日に90歳となっ

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オリジナルは2週間で完売したというMoonchildレーベル「Kutabare Moonchild」の、「プレゼント・ヴァージョン」。オリジナルのリリース時はこの辺を全然チェックしていなかったため、その存在も知らなかった。この「プレゼント・ヴァージョン」は、オリジナル

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2020年はベートーヴェン生誕250年のベートーヴェン・イヤー。だからと言って実に2020年の1月1日に購入したCDだ。レバノン人、アブデル・ラーマン・エル・バシャによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集である。エル・バシャのベートーヴェンはこれが2度目の

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