<エンニオ・モリコーネ追悼 その5>
モリコーネのサントラから名盤を選び出すなんて事をすれば、20や30では収まらないのを100も承知でもう1枚選んだのがこの「1900年」。
映画はベルナルド・ベルトルッチ監督による1976年作である。
何しろ5時間超えの超々特大作。
映画好きを自認する者なら嫌でも観なくてはならない映画と言えよう。
出演は、ロバート・デ・ニーロ、ジェラール・ドパルデュー、ドミニク・サンダ、ドナルド・サザーランドほか。
このサントラも、世界で初めてCD化したのはSLCだったと思う。
こちらは1991年にリリースされた第2ヴァージョン。
最初のヴァージョンも入手していたが、大事なテーマ曲に歪みが生じていたので、この再発盤ではそれが解消されているかと思って入手。
残念ながら歪みは無くなってはいなかった。
恐らくマスターテープからあるものだろう。
16曲50分。
映画についてはもう、凄いとしか言い様が無い。
5時間超えの映画にしてサントラが50分とはいかにも短いとも思えるが、この50分が素晴らしい。
こんな映画、モリコーネも力が入らない訳がないが、正に渾身の一大交響詩となっている。
ちなみにその後曲数を増やして、海外でもCD化されているが、それは未聴。
合掌。
https://youtu.be/pYQ8OuJo3i0
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