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日記一覧
- 燃ゆる戰艦を見たりオリオンの肩の邊（武邑くしひ第一句集『TÉNÉRÉ』）
- 2018年06月27日01:59
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この肉体といふ獄舎のうちに生まれ死ぬ「私」の全経験は絶対的に孤絶してをり、私だけのものである。たといこの私の肉体から、言葉や、うめきや、たはごとが発せられるとしても、それだけでは決して汲み尽くされない、牢固たる伝達不可能性が残る。「この目が
- 武邑くしひ第三句集『天使論』（假題）暫定171~180/300
- 2018年06月26日20:15
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XVIII雲の峰ひとつ崩るる書斎かな仙人掌や身には頻りに針生ひて水銀の雨を盥に聽く夜かな子羊の胸より滾〔たぎ〕つ血潮かな入�辰猟平兇蟆爾蹐好船腑灰譽奪蛤坡僂�ひとり影法師歩ませ針鼠ハンスの夜伽の夜のくたち止り木にささらえをとこの背中かな黴の花咲か
- 【思考のスコトーマについて】
- 2018年06月21日17:55
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ひとは、生きてゐるかぎり、その思考を更新し続ける。だが、だれの最終ページも同じ「死」によつて締めくくられる。死者はもはや思考せず、思考は更新されず、反論がなされることもない。あまりに短い、あるいは長きにわたる、思考の積み重ね、あれか、これか
- 武邑くしひ第三句集『天使論』（假題）暫定190/300
- 2018年06月16日14:26
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I 鮫の齒の眞珠母色や匕首マック 式神のプロペラー唸るみ胸かな 虎穴へと入りて還らぬ泥んかな 火星なる贋の父母いかにいます 黄昏のそらより剥がすニッケル硬貨 屋上に五月の鷹が落ちてゐた 銀漢に棹さし落ちてゆかむ哉 きりきり舞ひののち犬の床さだまれり
- 【天使論/天津金木考】(1)
- 2018年06月01日10:42
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於是八百萬�旦Φ勅�、於速須佐之男命、負千位置戸、亦切鬚及手足爪令拔而、�談詢蛭飜詢蛭羇堯�「ここに八百万神共に議〔はか〕りて、速須佐之男命に千位〔ちくら〕の置戸〔おきど〕を負はせ、また髭を切り、手足の爪をも抜かしめて、神〔かむ〕やらひやらひき
