昨年同様、劇場で観た映画の本数は少ないのですが、10本となるとなかなか絞れないものです。個人的には、今年はやっぱりホラー映画の年だったと思います。それも、日本やアメリカ以外の国からやって来た、奇妙だったり豪快だったりする作品に魅了されました。

続きを読む

本当につい最近まで、全然興味の無かったアバター2。上映時間3時間以上？死んじゃうよ！3Dなんてもう誰も興味無いでしょ（個人的には好き）。前作の内容忘れたし、大して面白くも無かったし。これ絶対コケるよ。そんなネガティブな印象ばかりで、「すずめの戸

続きを読む

先日たまたま見た、ある画家の人のツイートに感心しました。自分は頭の中にある理想形に感動しながら、それにどうやって近づけるか？と考えて絵を描いている。出来上がる絵は理想形の「真似」であり、「なし崩しのごまかし」に過ぎない。自分は詐欺師の様なも

続きを読む

またもやA24の送る、異常な映画です。スカッと爽やか、痛快、感動。そういったものをほとんど与えない、困惑させる映画ばかりを送り続けるＡ24の映画が、あろうことか次々と公開されています。先日レビューした「ザ・メニュー」に出てきた、嫌らしいグルメ達

続きを読む

職場における人間関係の希薄さ、自分の人望の無さによるものだとは思いますが、職場内の誰もが知っていた事実を自分だけが知らなかった、という経験がよくあります。先日も、職場の若い女性がコロナの濃厚接触者のためしばらく休みになる事になり、その件につ

続きを読む

これから観ようと思っている映画について、出来るだけ情報を入れないでおこうと思う人は多いと思います。「あ、CMで観たシーンだ。」「話に聞いた通りの展開だな。」と、新鮮さを失ってしまい、なんだか損した気持ちになるからでしょう。僕も、どうしようか迷

続きを読む

「たまに行くならこんな店」というのは、かつて放送されていた「料理バンザイ！」というテレビ番組の中のコーナー名なのですが、もう知っている人は少ないですよね。毎回お高いお店に川野太郎が行って食レポするのですが、「こういう店は自分に関係ないし、川

続きを読む

ニコラス・ケイジが主演を務め、溺愛するブタを奪還するべく戦う男を描いたリベンジスリラー。・・・。上記の記述は嘘です。ニコラス刑事が主演である事だけが事実。後はデタラメ。戦う？リベンジ？スリラー？何もかもが意図的に間違っているのです。嘘とデタ

続きを読む

名作カルトホラーなのでご覧になった方も多いと思いますが、僕はなかなか機会が無くてずっと未見でした。それが、先日GYAO!で無料で観られるのをたまたま発見したのです。視聴期限がもうすぐ終了だったのですが、3作をどうにか期限内に観る事が出来ました。ホ

続きを読む

長いタイトル！しかし、どういう映画か一発で分からせる必要があるのです。この映画で一番メジャーな役者は、マキタスポーツしかいないからです。あの！マキタスポーツ主演の！というほど、マキタスポーツだってメジャーじゃないし、主演でもありません。とに

続きを読む

リポビタンＤのＣＭをご覧になった事があるでしょうか？15秒間で部屋を灼熱にしてしまうほどの熱い筋肉男2人による、様々な危険行為。とにかく元気になりそうな飲料なのだという事だけは、激しく伝わるＣＭの数々です。「ＲＲＲ」は、これがなんと3時間も続く

続きを読む

老人暴力映画と言っても、老人に暴力を振るう映画ではありません。そういう映画を観たい人は、ジョージ・A・ロメロ監督の「アミューズメント・パーク」を観ると良いみたいです（未見です）。今回は、老人になっても暴力を振るう人の映画をご紹介します。1本目

続きを読む

世界的ベストセラーミステリーの完全映画化！という売り文句の映画を観てみると、ガッカリする事が多いです。映画としての出来がどうこうというのではなく、シンプルにミステリーとしてつまらない、つまり原作自体が自分には合わないみたいです。おそらく、自

続きを読む

今年は本当に素晴らしいホラー映画が次々と公開されています。今回の「呪詛」は、台湾映画。そう、同じく今年公開された大傑作ホラー「哭悲 THE SADNESS」と同じです。ホラーと言えば日本やアメリカという時代は終わり、フランスや韓国が凄いと言われた時代を

続きを読む

シングルマザーの女性が、DIYでマイホームを作る。そんなバカな、と思いますが、これは映画のお話です。さぞかし、ハートウォーミングな家族ドラマが展開されると思うじゃないですか。全然違います。いや、間違いなく家は建てます。様々な人の無償の協力を得

続きを読む

この作品も結構前から公開を待っていたのですが、いつの間にか静岡でもシレッと公開されていたので慌てて行ってきました。注目のA24配給で、なんとなくあの「ミッドサマー」を思わせる、可愛らしくもダークな世界観というのが良かったのでしょうか。なかなか

続きを読む

深田晃司監督の作品「淵に立つ」は本当にショッキングかつ恐ろしい映画だったし、続く「よこがお」もずっと怖い映画でした。ジャンルとしてはホラーやスリラーにならないかもしれませんが、そういうジャンル映画には無い恐ろしさのある映画で、僕は彼の事をホ

続きを読む

以前に録画して放置してあった映画を観たのですが、これが面白かった！しかし、前回レビューした映画同様、邦題のイマイチさが理由で、どうしても観るのを後回しにしてしまうタイプの映画であると思うのです。侵入する男・・・。原題が「侵入者」なので、その

続きを読む

劇場で公開された時、観るつもりは無かったものの、タイトルだけは妙に印象に残ったのです。悪い意味で・・・。もうちょっとこう、何か無かったのか。内容は確かに分かりやすいですが、これってタイトルというより内容の説明じゃないですか。そうか。殺人鬼か

続きを読む

元々は観る気の無かった映画（理由は後述）ですが、変な日本描写が頻発するという点が気になったのと、シンプルに面白いという評判を聞いて、最近になって興味が急上昇。変な日本描写って、個人的には大好きなのです。それで観たわけですが、なるほど！こりゃ

続きを読む

あの「哀愁しんでれら」を生み出した、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAMの準グランプリ作品の映画化だそうです。他にも色々映画化されているみたいですが、やっぱり「哀愁しんでれら」でしょう。あんな異常な作品をこっそり劇場で公開してしまった企画。今回もなに

続きを読む

祈祷ディスコとは、ナ・ホンジン監督の「哭声　コクソン」で出てきた爆アガリする祈祷シーンに対して勝手に名づけたものです。彼は本作の原案・プロデュースを担当していますが、このきっかけは、コクソンの祈祷師の生い立ちを描きたいと思った事だそうです。

続きを読む

かなり賛否分かれる作品だと思いますし、多くの評論家には絶賛されるであろうと予想しています。また、公開直後なので内容について詳しく触れるべきでないだろうと思います。でも、これだけは表明しておきたい。全然面白く無かったです。いや、面白い部分はあ

続きを読む

「ヘレディタリー　継承」「アングスト　不安」みたいなタイトルだし、特に最近はホラーばかり紹介していたので、これもホラーかと思うかもしれませんが、違います。ある一夜のレストランの業務を1カットで撮影した映画なのです。そんなものが面白いの？不安

続きを読む

事前情報として重要なので最初に書きますが、この映画の原作を書いたのはジョー・ヒルという人。当初はその素性を隠していたそうですが、あのホラー作家の帝王、スティーヴン・キングの息子なのです。僕はこの方の小説を読んだことが無いのですが、父親同様に

続きを読む

Jホラーの金字塔「呪怨」を知らない人にはちっともピンと来ないかもしれませんが、すでにホラーファンにはお馴染みの映画ですから、これに例えさせてください。恐怖以外のすべてを削ぎ落とした、ウルトラソリッドなオカルト映画。映像、音楽、演出、すべては

続きを読む

このシリーズの1作目である「ジュラシック・パーク」を、本当に久しぶりに観返しました。さすがスピルバーグ！唸る様な面白さです。序盤の、恐竜テーマパークのワクワクするような楽しさから一転、恐竜が暴れ出すと本当に怖い、ホラー映画やパニック映画とし

続きを読む

ホラー好き界隈では結構前から話題になっていて、日本でも公開されるのだ！と思っていたら、なんと静岡でも遅れて公開が開始！ちなみに予告では「ブラックフォン」も来月には公開されるようで、静岡東宝には感謝カンゲキ雨嵐（歌：嵐）です。グロい、キモい、

続きを読む

韓国のホラーアニメ映画です。以前に地元の映画館で公開されていてちょっと気になっていたのですが、アマプラで会員なら無料で観られる対象になっていたので観てみました。なかなか強烈な内容とは聞いていましたが、思っていたのとは違っていたものの、確かに

続きを読む