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2016年07月15日06:54

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『 ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 』


月期のドラマ『 世界一難しい恋 』(以下、セカムズ)に完全にはまり、ヒロイン・柴山美咲を演じた波瑠に心底魅せられてしまったので、彼女の民放初主演ドラマ『 ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 』第一回放送(7月12日)に注目していた。実のところ、さほど期待はしていなかった。自分の中では、すでにセカムズの柴山美咲を超えるキャラに出逢うことはないと気づいていたからだ。案の定、主役の刑事・藤堂比奈子を演じているとはいえ、柴山美咲ほどの存在感がない。これはラブコメディだったセカムズがいかに波瑠を魅力的に描いていたか、脚本時点ですでに勝負が決まっていたことに加え、演出(監督)も撮影(カメラ)も「 波瑠を素敵にみせる方法 」に無頓着なためだろう。セカムズであれだけ素敵に映っていた彼女を、わざわざ鼻の高さが強調されるようなアングルばかりで狙うのはどういうことかと問い詰めたいほどだ。ベッドで眠っている彼女を鼻の穴が目立つアングルで撮っているのも噴飯ものだが、アップがあまりなく、ほとんどのシーンで全身かウェストサイズ。パンツスーツのせいでかなり華奢に見えるのもマイナスだ。たまに顔のアップが来たと思ったら、広角レンズで近距離から撮っているせいで目ばかり大きく、顔がゆがんで見える。これじゃ、ドラマ以前にヴィジュアル的にダメだろう。もっと、「 波瑠愛 」に充ち溢れた映像をお願いしたいよ。

 物語の方はまだ初回だからわからないが、藤堂比奈子のもつ特殊能力の見せ方も今一つに感じた。『 ATARU 』や『 SPEC 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜 』(共にTBS)と比較するのは酷かも知れないけれど、現実離れした特殊能力なんだから、映像的にはわかりやすさや派手さは必要だと思う。肝心の不可思議な事件についても、謎を解く鍵の提示の仕方が中途半端でちょっと納得がいかない。脇を固める俳優陣はみな頑張っているが、関ジャニ∞の横山裕(横チョ)演じる刑事・東海林が力み過ぎて空回りしているのは気になった。捜査にかける一匹狼なのは良いが、ことあるごとに藤堂比奈子の発言に突っかかるのは観ていてイラつく。カンの良い刑事なら、早い段階で藤堂比奈子のもつ情報や能力の価値に気づき、それを活かす方向に動くはずだ。初回を観る限り、東海林には敏腕刑事のセンスが感じられない。残念だ。

『 世界一難しい恋 』
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