神々の王サッカに転生する方法です。
［七禁足 神々の王サッカに転生する戒律］
1．親孝行 生涯、母と父を養う。
2．目上を敬う 生涯、家の最年長者を敬う。
3．愛語 生涯、優しく語る。
4．不両舌語 生涯、仲違いさせることを言わない。
5．施捨 生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、
手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、
施与をして分け合うことを楽む。
6．真実語 生涯、真実を語る。
7．無瞋忍耐 生涯、怒らない。
もしも怒りが生じたら、速やかにそれを制御する。
（『ブッダ 悪魔との対話』岩波文庫 P273−279 に相当）
相応部経典＞1 有偈篇＞サッカ相応
「 第二品
第一 禁足［ヴァタパダ］
257．サーヴァッティ因。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに七つの禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。何がこれら七禁足か。
生涯、母と父を養おう。
生涯、家の最年長者を敬おう。
生涯、優しく語ろう。
生涯、仲違いさせることを言わないようにしよう。
生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、施与をして分け合うことを楽しもう。
生涯、真実を語ろう。
生涯、怒らないようにしよう。
もしも私に怒りが生じたら、速やかにそれを制御しよう。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときにこれら七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。
母と父を養う人 家の最長老を敬い
優しく親しみを込めて話し 悪口を断つ
吝嗇を制御し続けて 真実であり怒りに勝つ人
彼を三十三の神々は 「善人」とこう呼ぶ
註 七つの禁足 サッタ・ヴァタパダー satta vatapadā
養う bharati
敬う apacāyati
優しく語る saṇha vāca
仲違いさせることを言う pisuṇa vāca 語悪行の二番目を断つ。両舌・二枚舌
真実を語る sacca vāca
怒らない akkodhana 忿
善人 サップリサ sappurisa
第二 サッカの名
258．サーヴァッティのジェータ林。
そこで先生は比丘たちにこう言った。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに「マガ」［Magha］という名の青年バラモンだった。
それゆえに「マガヴァー」［Maghavā］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに街［プラ pura］に布施を与えた。
それゆえに「プリンダダ」［Purindada プラのインダ 街の王］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに恭敬して［サッカッチャ sakkacca］布施を与えた。
それゆえに「サッカ」［sakka］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに家［アーヴァサタ āvasatha］を与えた。
それゆえに「ヴァーサヴァ」［vāsava］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはしばらくの間（一日の30分の1、48分）で1000もの利益を考えた。
それゆえに「千眼者」［サハッサッカ sahassakkha サハッサ〔千〕アッカ〔眼〕］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはアスラの娘である「スジャー」［sujā］という名の夫人がいる。
それゆえに「スジャンパティ」［sujampati スジャーの夫］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは三十三の神々の自在者・主権者として統治する。
それゆえに「神々の王」［devānaminda デーヴァーナミンダ］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。何がこれら七禁足か。
生涯、母と父を養おう。
生涯、家の最年長者を敬おう。
生涯、優しく語ろう。
生涯、仲違いさせることを言わないようにしよう。
生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、施与をして分け合うことを楽しもう。
生涯、真実を語ろう。
生涯、怒らないようにしよう。
もしも私に怒りが生じたら、速やかにそれを制御しよう。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときにこれら七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。
母と父を養う人 家の最長老を敬い
優しく親しみを込めて話し 悪口を断つ
吝嗇を制御し続けて 真実であり怒りに勝つ人
彼を三十三の神々は 「善人」とこう呼ぶ
第三 マハーリ
259．このように私は聞いた。
あるとき先生はヴェーサーリの大林の公会堂（重閣講堂）に住んでいた。そこでリッチャヴィ人のマハーリは先生を訪ねた。訪ねて先生と挨拶して一方に座った。一方に座ったリッチャヴィ人のマハーリは先生にこう言った。
先生、先生は神々の王サッカを見ましたか。
マハーリ、私は神々の王サッカを見た。
先生、彼はサッカに似た者ではありませんでしたか。
先生、神々の王サッカを見ることは難しいのです。
マハーリ、私はサッカもサッカを作る法も知っている。
その法を守ることによってサッカは今のサッカになったのだが、それをも私は知っているのだ。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに「マガ」という名の青年バラモンだった。
それゆえに「マガヴァー」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに街に布施を与えた。
それゆえに「プリンダダ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに恭敬して布施を与えた。
それゆえに「サッカ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに家を与えた。
それゆえに「ヴァーサヴァ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはしばらくの間で1000もの利益を考えた。
それゆえに「千眼者」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはアスラの娘である「スジャー」という名の夫人がいる。
それゆえに「スジャンパティ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは三十三の神々の自在者・主権者として統治する。
それゆえに「神々の王」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。何がこれら七禁足か。
生涯、母と父を養おう。
生涯、家の最年長者を敬おう。
生涯、優しく語ろう。
生涯、仲違いさせることを言わないようにしよう。
生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、施与をして分け合うことを楽しもう。
生涯、真実を語ろう。
生涯、怒らないようにしよう。
もしも私に怒りが生じたら、速やかにそれを制御しよう。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときにこれら七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。
母と父を養う人 家の最長老を敬い
優しく親しみを込めて話し 悪口を断つ
吝嗇を制御し続けて 真実であり怒りに勝つ人
彼を三十三の神々は 「善人」とこう呼ぶ
第四 貧しい人
・・・・・・（貧しくても三十三天に転生する方法の記述）・・・・・・」
（『ブッダ 悪魔との対話』岩波文庫 P273−279 に相当）
神々の王サッカに転生したいと欲する人はこの七禁足をマスターすればこの記述が事実なら死後サッカに転生できると思います。サッカに転生することを求めていない人でも、親孝行や目上を敬うことは現世でも利益をもたらすことが多いと思います。まとめ方に無理がありますが、一応まとめてみました。
［七禁足］
1．親孝行 生涯、母と父を養う。
2．目上を敬う 生涯、家の最年長者を敬う。
3．愛語 生涯、優しく語る。
4．不両舌語 生涯、仲違いさせることを言わない。
5．施捨 生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、
手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、
施与をして分け合うことを楽む。
6．真実語 生涯、真実を語る。
7．無瞋忍耐 生涯、怒らない。
もしも怒りが生じたら、速やかにそれを制御する。
身善行・・・なし
語善行・・・真実語・和合語・愛語（・善語なし）
意善行・・・無瞋忍耐
正命 ・・・親孝行・目上を敬う
他の記述にも布施を行なうことが非常に多く、戒を行なうことが非常に多いものがサッカやスヤーマ（ヤーマ天の王）など神々の王として転生するとあります。徹底的に布施と戒を行なうと対外的な勢力が拡大するということです。無罪力（三悪業をしない力）と能摂力（四摂事を行なう力）にも関連すると思います。布施と戒に修行が加えられ、三者をマスターすると阿羅漢になります。美徳と美徳にもとづく容姿の獲得のためにも七禁足を守るならば利益が多いと思います。
［七禁足 神々の王サッカに転生する戒律］
1．親孝行 生涯、母と父を養う。
2．目上を敬う 生涯、家の最年長者を敬う。
3．愛語 生涯、優しく語る。
4．不両舌語 生涯、仲違いさせることを言わない。
5．施捨 生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、
手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、
施与をして分け合うことを楽む。
6．真実語 生涯、真実を語る。
7．無瞋忍耐 生涯、怒らない。
もしも怒りが生じたら、速やかにそれを制御する。
（『ブッダ 悪魔との対話』岩波文庫 P273−279 に相当）
相応部経典＞1 有偈篇＞サッカ相応
「 第二品
第一 禁足［ヴァタパダ］
257．サーヴァッティ因。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに七つの禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。何がこれら七禁足か。
生涯、母と父を養おう。
生涯、家の最年長者を敬おう。
生涯、優しく語ろう。
生涯、仲違いさせることを言わないようにしよう。
生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、施与をして分け合うことを楽しもう。
生涯、真実を語ろう。
生涯、怒らないようにしよう。
もしも私に怒りが生じたら、速やかにそれを制御しよう。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときにこれら七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。
母と父を養う人 家の最長老を敬い
優しく親しみを込めて話し 悪口を断つ
吝嗇を制御し続けて 真実であり怒りに勝つ人
彼を三十三の神々は 「善人」とこう呼ぶ
註 七つの禁足 サッタ・ヴァタパダー satta vatapadā
養う bharati
敬う apacāyati
優しく語る saṇha vāca
仲違いさせることを言う pisuṇa vāca 語悪行の二番目を断つ。両舌・二枚舌
真実を語る sacca vāca
怒らない akkodhana 忿
善人 サップリサ sappurisa
第二 サッカの名
258．サーヴァッティのジェータ林。
そこで先生は比丘たちにこう言った。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに「マガ」［Magha］という名の青年バラモンだった。
それゆえに「マガヴァー」［Maghavā］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに街［プラ pura］に布施を与えた。
それゆえに「プリンダダ」［Purindada プラのインダ 街の王］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに恭敬して［サッカッチャ sakkacca］布施を与えた。
それゆえに「サッカ」［sakka］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに家［アーヴァサタ āvasatha］を与えた。
それゆえに「ヴァーサヴァ」［vāsava］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはしばらくの間（一日の30分の1、48分）で1000もの利益を考えた。
それゆえに「千眼者」［サハッサッカ sahassakkha サハッサ〔千〕アッカ〔眼〕］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはアスラの娘である「スジャー」［sujā］という名の夫人がいる。
それゆえに「スジャンパティ」［sujampati スジャーの夫］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは三十三の神々の自在者・主権者として統治する。
それゆえに「神々の王」［devānaminda デーヴァーナミンダ］と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。何がこれら七禁足か。
生涯、母と父を養おう。
生涯、家の最年長者を敬おう。
生涯、優しく語ろう。
生涯、仲違いさせることを言わないようにしよう。
生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、施与をして分け合うことを楽しもう。
生涯、真実を語ろう。
生涯、怒らないようにしよう。
もしも私に怒りが生じたら、速やかにそれを制御しよう。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときにこれら七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。
母と父を養う人 家の最長老を敬い
優しく親しみを込めて話し 悪口を断つ
吝嗇を制御し続けて 真実であり怒りに勝つ人
彼を三十三の神々は 「善人」とこう呼ぶ
第三 マハーリ
259．このように私は聞いた。
あるとき先生はヴェーサーリの大林の公会堂（重閣講堂）に住んでいた。そこでリッチャヴィ人のマハーリは先生を訪ねた。訪ねて先生と挨拶して一方に座った。一方に座ったリッチャヴィ人のマハーリは先生にこう言った。
先生、先生は神々の王サッカを見ましたか。
マハーリ、私は神々の王サッカを見た。
先生、彼はサッカに似た者ではありませんでしたか。
先生、神々の王サッカを見ることは難しいのです。
マハーリ、私はサッカもサッカを作る法も知っている。
その法を守ることによってサッカは今のサッカになったのだが、それをも私は知っているのだ。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに「マガ」という名の青年バラモンだった。
それゆえに「マガヴァー」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに街に布施を与えた。
それゆえに「プリンダダ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに恭敬して布施を与えた。
それゆえに「サッカ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに家を与えた。
それゆえに「ヴァーサヴァ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはしばらくの間で1000もの利益を考えた。
それゆえに「千眼者」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカはアスラの娘である「スジャー」という名の夫人がいる。
それゆえに「スジャンパティ」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは三十三の神々の自在者・主権者として統治する。
それゆえに「神々の王」と言われる。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときに七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。何がこれら七禁足か。
生涯、母と父を養おう。
生涯、家の最年長者を敬おう。
生涯、優しく語ろう。
生涯、仲違いさせることを言わないようにしよう。
生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、施与をして分け合うことを楽しもう。
生涯、真実を語ろう。
生涯、怒らないようにしよう。
もしも私に怒りが生じたら、速やかにそれを制御しよう。
比丘たちよ、神々の王サッカは以前に人間であったときにこれら七禁足を完全に守り、これを守ることによってサッカは今のサッカになった。
母と父を養う人 家の最長老を敬い
優しく親しみを込めて話し 悪口を断つ
吝嗇を制御し続けて 真実であり怒りに勝つ人
彼を三十三の神々は 「善人」とこう呼ぶ
第四 貧しい人
・・・・・・（貧しくても三十三天に転生する方法の記述）・・・・・・」
（『ブッダ 悪魔との対話』岩波文庫 P273−279 に相当）
神々の王サッカに転生したいと欲する人はこの七禁足をマスターすればこの記述が事実なら死後サッカに転生できると思います。サッカに転生することを求めていない人でも、親孝行や目上を敬うことは現世でも利益をもたらすことが多いと思います。まとめ方に無理がありますが、一応まとめてみました。
［七禁足］
1．親孝行 生涯、母と父を養う。
2．目上を敬う 生涯、家の最年長者を敬う。
3．愛語 生涯、優しく語る。
4．不両舌語 生涯、仲違いさせることを言わない。
5．施捨 生涯、吝嗇の垢を離れた心で家に住み、執着せずに与え、
手を清浄にし、手放すことを楽しみ、求めに応じ、
施与をして分け合うことを楽む。
6．真実語 生涯、真実を語る。
7．無瞋忍耐 生涯、怒らない。
もしも怒りが生じたら、速やかにそれを制御する。
身善行・・・なし
語善行・・・真実語・和合語・愛語（・善語なし）
意善行・・・無瞋忍耐
正命 ・・・親孝行・目上を敬う
他の記述にも布施を行なうことが非常に多く、戒を行なうことが非常に多いものがサッカやスヤーマ（ヤーマ天の王）など神々の王として転生するとあります。徹底的に布施と戒を行なうと対外的な勢力が拡大するということです。無罪力（三悪業をしない力）と能摂力（四摂事を行なう力）にも関連すると思います。布施と戒に修行が加えられ、三者をマスターすると阿羅漢になります。美徳と美徳にもとづく容姿の獲得のためにも七禁足を守るならば利益が多いと思います。
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