〜中東カタールの野良猫たちを救出しアメリカへ移送する活動を追ったドキュメンタリー〜
〜世界有数の富裕国として知られるカタールは、急速な発展を維持するため、人口の89%が他国からの臨時労働者で占められている。その一方で、カタールでは野良猫の数が増加し続けており、路上から猫たちを救出するのも、イランやインドなどさまざまな国からやって来た、異なるバックグラウンドをもつ人々だ。アメリカ・ミルウォーキー在住の客室乗務員で猫カフェ経営者でもあるケイティは、25匹の野良猫をカタールからアメリカへ移送して新しい里親を見つけるため、7000マイルの距離を旅してカタールの首都ドーハを訪れる。4日間という限られた時間のなかで彼女を待ち受けていたのは、ドーハで野良猫たちを救う活動を続けるパキスタン出身の施工管理者ウマイルらとの出会いと、野良猫たちを移送するにあたっての難しい決断の数々だった〜<映画.comさんより>
いや、これ、ビックリ。全く期待していなかったのに、めちゃ良かった。
メインで観る作品とハシゴするのに時間がちょうどよく、プラス、無料券もあったので、これでいいやって。
座席にはこだわる私が、今作に関しては、チケットカウンターで「まわりに誰もいなくて、のんびりできるところお願いします」とおまかせした。
こんなの滅多にあることじゃない。それだけ気合が入っていなかったのである(笑)
しかも、私、そんなに猫好きというわけでもない。なので、本当に驚いた。
最初に、カタールの野良猫の多さが描かれる。
確か、カタールの人口が300万人で、野良猫の数も300万だという。
保護活動家があちらこちらで野良猫を保護している。
活動家の女性たちの雑談。
「保護活動家って、離婚者が多いのよね。あとは独身か」
なっ、なるほど(笑)
一方、アメリカのミルウォーキー。
客室乗務員で猫カフェ経営者でもあるケイティ(夫はパイロット)が25匹ほどの野良猫をカタールから引き取って、地元で里親を見つけるべく、ドーハに向かう
ちなみに、カタールはイスラム教。
イスラム教では犬は不浄の存在とされているため、現地の人は犬を飼うという習慣がない。
逆に猫は清潔だと認識されていて人気があるのだが、ペットショップで仔猫を買う人が多いという。
また、外国人労働者は仕事が無くなると母国に帰るため、ペットを置き去りにする。
そんなこんなで、あちこちに野良猫なのだ。
ちなみに、まず、保護する野良猫の優先基準というものがある。
怪我や病気の子。そして、群れには属せず、1匹では生きていけそうにない子。
そして、ケイティがアメリカに連れていく猫を選ぶ基準。
せっかく連れて帰っても、里親が見つからなければ意味がないので、そのあたりはしっかり見極める必要がある。
社交性があって、ザワザワした環境でも平気な子。
目が見えない子は、引き取り手がつきづらいが、それ以外の障害(3本足の子もいた)は大丈夫。
また元気そうに見えても、長時間のフライトゆえ、出血してたり、感染症が治っていなかったり、体調が悪い子は連れていけない。
随所にケイティの逞しさと情熱。
広いスークの中を、クレート探しのため歩き回る。
どうして保護猫活動家になったのか?
「それは、1匹の猫から始まった」
カタール出国→アメリカ入国。
それには、多くの手続き&証明書&書類が必要だった。不備があれば大変。
確か、猫ちゃんパスポートなるものがあったよ。
※予告編
https://youtu.be/iN_INDgX9GU?si=5hNIL2tfH0vNf61G
そして、ついに、ドーハの空港に、クレートに入った猫ちゃんたちが運びこまれる。
ひとつひとつにタグがつけられ、クレートの中には飲み物がわりの氷。
皆、手際がいいし、ビックリしている旅行者や、その光景に圧倒された。
皆の想いがひとつになって、ようやくの猫ちゃんたちの旅立ち。いや、これ、感動。
そしてシカゴの空港に到着。
ケイティ「さあ、猫よ、猫」
だが、なんと、入国審査が激混みですでに4時間が経過。
ケイティは、長旅してきている猫たちが心配でならない。
何人もの空港職員に事情を説明して、早く猫たちに会わせてもらえないか尋ねる。
「私は5000ドル払ったの。猫たちに何かあったら・・・」
その後、猫ちゃんたちは無事にケイティの猫カフェに到着。
映画は、その後の、里親に引き取られていった猫ちゃんたちもしっかり追っていた。
エンドロール。
「こういう猫ちゃんたちのためにあなたにもできることがある」と、様々なアドバイスが流れていた。
最後の最後まで、凄い。その本気度に心打たれた。
総評:ずっとずっと優しい気分になれました。もちろん日本にもこういう活動をしていらっしゃる方はいる。
されど国をまたいで里親を探すって、本当にビックリ。
ケイティは、どうやら、これから、引き取りに行く国の数を拡大していくとか。
もう、もう、純粋に素晴らしいと思ったし、ちょっとでも気になる方には是非、観ていただきたいです。
見せてくれてありがとう。作ってくれてありがとう。教えてくれてありがとう。良作!4つ☆
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