〜「ベルリンの壁」崩壊から8か月後の1990年夏、東ドイツの田舎町・ハルバーシュタット。失業中の夫婦ローベルト(マックス・リーメルト)とマーレン(ザンドラ・ヒュラー)、彼らの幼なじみフォルカー(ロナルト・ツェアフェルト)の3人は、軍の地下坑道に忍び込み、秘かに廃棄された数百万マルクもの東ドイツ紙幣を発見、大量の札束を持ち帰った。折しも東西ドイツの通貨統合が決まり、まもなく紙切れと化してしまう東ドイツマルク――その西ドイツマルクへの両替期限まであと3日。彼らは近隣住民たちを巻き込み、持ち帰った札束で西側からやって来るセールスマンたちから家電、食品、生活用品を山ほど買っては西側で転売し、西ドイツマルク札に替えていく。思いがけない好景気に田舎町はお祭り騒ぎに沸くが…〜<公式HPより>
今をときめくザンドラ・ヒュラー主演。しかも内容も興味深い。
実際、悪くないし、面白かったんですが・・・。
オープニングは万華鏡。見方によって見えるモノが違ってくるという意図ね。
冒頭はマーレンが失業したというシーンから。その後、夫も失業。
そこに西に行って働いていた2人の幼馴染のフォルカーが「(西には)馴染めなかった」と帰ってきます。
その後、すぐ、マーレンが

を切るシーンがあるんですが、これが、ちょっと珍しい切り方で、それを見るだけでも、この作品を観る価値はあるかも(笑)
さあて、これからどうしようと思っていたら、破棄されていた大量の東ドイツマルク紙幣を発見!
確か、一般個人の両替期限は過ぎていたのかな?
だから宝の持ち腐れになるかと思いきや、訪問販売の男性の言葉がヒントとなり・・・。
田舎町がお祭り騒ぎになるのは楽しかった。
ただ、今作、明らかに欠点がある。省略が多いのだ。しかも極端。
ドイツ人なら(あとドイツの歴史や当時のドイツの経済状態に詳しい人なら)すいすいと理解できるんだろうけど、個人的にはちと説明がほしい箇所があちこちに。
逆に不要と思われるシーンもあちこちに。
吹き出したのは資金洗浄シーン!?
ちなみに、これって、日本語でマネーロンダリングって言うじゃないですか。
その「ロンダリング」って何だっけ?って、今調べてみたら
「money laundering」つまり文字通りお金を洗うっていうことだったのね。
今更知ってしまって、すみません
※予告編
https://youtu.be/rkSjF3kr5rQ
マーレン、ローベルト、フォルカーの関係。
子供が絡んで、途中から、そういうことかとわかってくるんだけど、メインの流れと関係ないし、面倒だなと思った。
されど、もしかして、ローベルト(東)、フォルカー(西)、マーレン(どちらも)のように位置付けして、あえてそういう設定にしたんだとしたら、納得。
2人の子供も含めて、5人が一緒にベッドに寝ているシーンは微笑ましき。
工場を買うことはできたものの、その金額に一同衝撃を受ける。
その工場で作られていた部品はスウェーデンに輸出されていた。しかし・・・。
ザンドラ・ヒュラーは肩の力を抜いて好演。
ザンドラは『希望の灯り』しかり、こういう普通の人の役も上手い。
終盤は駆け足で、これも説明不足。
さっきまで島にいたのに(しかも数人だけ)もう工場に戻ってるし。まあ、いいけどさ〜。
総評:面白いには面白いんだけど、惜しい。コメディタッチで楽しいものの、丁寧さがたりない。
エンドロールに実際の映像が出てくる。でも、相当、脚色した感じ(笑)
思いっきりシリアスな社会派ドラマヴァージョンも作ってくれないかしら?
劇場上映はほとんど終わってる感じですが、いつか配信等で見れそうな方は是非。3.6☆
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