〜サイバーセキュリティの専門家であるダニエル・ケルナーは、謎の組織ワーデックスから機密情報を盗み出す。一方、カンザスシティのローカル局で気象予報士を務めるマーガレット・フェアチャイルドは、突如として自身の身に起こった異変に戸惑っていた。接点のないはずの2人は、謎めいた協力者ヒューゴ・ウェイクフィールドに導かれ、これまで数十年にわたり隠蔽されてきた、世界を揺るがす衝撃的な真実を知る。その秘密を人類に開示しようとする彼らの前に、ノア・スキャンロン率いるワーデックスが立ちはだかる〜<映画.comさんより>
スピルバーグ監督、2か月後の12月に80歳になられるとのこと。
観賞前に、いろんな感想を目にしてしまいました。
期待が高かった&スピルバーグ作品は多く観ている、そんな方ほど、ちょっとガッカリされていたような。
私はですね、楽しめてしまいました。
もしかして『未知との遭遇』を観ていなかったせいなのでしょうか?
(観ていないゆえ、比べることはできませんが、巷の感想からの想像で)
実は、1度目は不覚にも寝落ちしてしまい、2回観賞。
どんな映画でもそうなんですが、1回目ですでに内容がわかっている2回目って、1回目とは違うところに目線や、耳や、考えが及んで、それはそれで楽しいものです
冒頭、スクリーンを間違えたかと思いました(笑)
プロレスの試合!群衆は大熱狂。
そんな中、ダニエル・ケルナーが、穏やかではない表情で座っている。
この冒頭、私には’戦争’に見えました。
サイバーセキュリティー専門家のダニエルは、自ら勤める米国の秘密組織ワーデックス社から地球外生命体に関する極秘ファイルを盗み出し、CEOのスキャンロンはその行方を必死に追っていた。
ダニエルはファイルを機密情報開示作戦の中心人物ヒューゴに渡す必要があった。
ダニエルは恋人のジェーンと修道院に身を隠す。
なんとジェーンはかつて見習い修道女だったという設定。ほぉおお。
同じ頃、カンザスシティでテレビのお天気キャスターをしているマーガレットに異変が起こる。
ある朝、彼女の家に赤い小鳥がやってきてから、いくつもの言語が話せるようになったり、他者の感情(内部)が読めるようになる。
生放送中、マーガレットは、突然、未知の言葉を話し出し、倒れてしまう。
この映像が拡散され、ワーデックス社が気づき、彼女が話したのは地球外生命体のものであると特定する。
すぐに、マーガレットもワーデックスから追われる身となる。
隠れ家に移動したダニエルとジェーン。
ダニエルはジェーンに盗んできた映像を見せる。
このシーン、2人の後ろから光が差し込んでて、良き、良き。
その後、全くの他人だったダニエルとマーガレットが運命に導かれるように出会う。
2人は命がけの逃亡を続けながら、全人類に隠されていた真実を明かそうとする。
※予告編
https://youtu.be/OJ8jmP6iqFM?si=mLvl7SYE52BiVzyi
「知らないことを恐れるな」
マーガレットの特殊能力のひとつに、マーガレットが話しかける人にとっての大切な人に見えるというものがあって...。
これのせいで(おかげで)ワーデックス側も彼女に手が出せなくなる。
(それまで冷酷に見えていたスキャンロンの隠されていた哀しみまで出てきた)
その能力ゆえ、ヒューゴのところでは、マーガレットに十字を切る女性もいた。
しかし、あのデバイスが意味不明。
スキャンロンだけが使っていた時は、まだよかったけど、その後、マーガレットが別のことに使いだして、もう、なにがなんだか。
ダニエルが持っていたデバイスはジェーンに渡っていたよね。
で、マーガレットが使っていたのは、途中、落としたの?
終盤、局にたどり着いたジェーンがマーガレットにデバイスを渡して、電源を回復させてたよね。
アクションシーンはどれも楽しめた!
とりわけ車が線路に入ってしまう列車シーンは、ジワジワから始まって→ドキドキ→ひゃあぁあああ→おっ、そっちからも来た→ぎょへぇええ〜→どうなるんだ〜って、もう、もう、面白いったら。
そのシーンの直後、2人が貨物列車の中に入ると、そこには何台ものピアノがあって...。
ダニエルはパニック障害になっていたマーガレットをピアノの弦に触らせて落ち着かせるんだけど、あれ、その前に何か伏線があれば、尚、良かったのに。
個人的に興味深かったのが、ジェーンの信仰に対しての疑問と不安。
「神は超越的な存在。そこに超越的存在の宇宙人が現れるとなると、信仰は揺らぐのではないか?」
その後、ひとりで逃げているジェーンはシスターに電話を入れ、改めて聞いている。
それに対してのシスターの答え
「神は地上における至高の傑作として人類を創造した。だが地上ではない場所については触れていないわ」
つまり「宇宙は広いのよ」「神の創造スケールをなめんなよ」みたいな?(笑)
マーガレットが幼き頃の話。
父親がパーキンソン病だった(そして亡くなった)ことと、10歳のマーガレットに起きたあの出来事って、皆さん、うまく繋がりました?
キャストは皆、良かったんだけど、メインがイギリス人ばかりだったことに意味はあるんだろか?
エミリー・ブラントは文句なし。綺麗だし上手いし、最高。
大好きなジョシュ・オコナ―。観賞1回目は、ダニエル役はジョシュじゃなくてもよかった気がしたけど、2回目は、まあジョシュでもよかったのかなと。何より、本人が、スピルバーグ監督作に興奮しただろうし。
コリン・ファースは声がいいよね。
ちなみに、ジェーンのイヴ・ヒューソン(U2ボノの娘)はアイルランド人。
当初の夏予定より遅れての公開となった今作。
あの時はXで怒りの投稿が巻き起こっていたけど、いざ観てみると・・・。
もしかして皆さん、あの時の怒りは、不要でした?
マーガレットの夫が最後にようやく出てきてホッとした(笑)
総評:「さすが巨匠!」と何度も唸りました。ずっと安心して観ていられたというか。
撮影が素晴らしいのはもちろんのこと、流れはスムーズだし、テンポはいいし、無駄はないし、どのシーンも完成度が高いし、退屈している暇がない。
ところどころの入れなくてもいいようなシーン(車でのスマホ破壊とか)は、監督の茶目っ気かな。
しか〜し、あのラストは衝撃でした(笑)
なんだかんだ、スピルバーグ監督は素晴らしいと改めて思いました。私は肯定派。
ツッコミどころもあるものの、なかなか面白かったです。4つ☆
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