これは、「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄が脚本を手掛け、「劇場版 鋼の錬金術師」の水島精二が監督して、2014年に公開された劇場オリジナルSFアニメ。
2024年、公開10周年記念として、また、2026年公開予定の「楽園追放 心のレゾナンス」の発表と合わせ、4Kアップグレード版が劇場公開された。
2400年、ナノハザードにより荒廃した地球に見切りをつけ、人類の多くは地球と肉体を捨て、地球衛星軌道上の電脳世界ディーヴァで暮らしていた。
そんなある日、フロンティア・セッターと名乗る者がシステムに侵入、ディーヴァに混乱を引き起こす。
フロンティア・セッターの所在が地球上にある事を突き止めたディーヴァは、システム保安担当の捜査官アンジェラ・バルザックを地上に送り込むが……
これは、セルを用いない3D・フルCGアニメで、公開時にはその出来栄えに感心したものの、今となっては最早当たり前の表現とクオリティに感じられたのには10年の歳月を感じた。
また、電脳空間内でのアクションには今となっては古さを感じる一方、板野一郎も加わったメカアクションは正に名人芸の域で未だに見応えがあるのも面白い。
あと、時代を感じたのは、アンジェラの描画で、頭に対して目の位置が真ん中より下に来る顔を小さく描く辺りや、肉体年齢16歳と言う設定なのに強調されたバストなどは、今となってはさすがに古さを感じる。
もっとも、物語の方は、管理社会であるディーヴァの生きづらさや、それと対比して描かれる地上の自由、と言う、人と社会の関りを問う内容や、価値観の異なるものに対し、否定から入ってしまう辺りも、現実社会と写し鏡になっているように思え、内容としては古びていない、と言うのを改めて認識。
2026年公開予定の新作も楽しみだ。
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