〜雪の降る田舎町。ホッケーが苦手なきつ音の少年タクヤは、ドビュッシーの曲「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習する少女さくらに心を奪われる。ある日、さくらのコーチを務める元フィギュアスケート選手の荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶタクヤの姿を目にする。タクヤの恋を応援しようと決めた荒川は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうことに。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになり……〜<映画.comさんより>
カンヌ映画祭では日本作品で唯一オフィシャルセレクションに選出され、上映後には、8分間ものスタンディングオーベーションを受けたと聞いていたので、かなり期待しての観賞。
タクヤは、夏は野球、冬はアイスホッケーをやっている。
まずは野球シーンで、そこに雪がひらひら降ってきて・・・物語が始まる。
評判どおり、映像がとにかく美しい。
光の差し込み具合、温かさ、優しさ、そこにスケートリンクの氷が削られる音。
魅せられて、一気に世界に入り込める。
物語としては、これは『リトル・ダンサー(Billy Elliot)』だなと、ニヤニヤしながら楽しく観賞。
タクヤは野球は上手くない。おそらく父親から「男なら、やれ」みたいにやらされていたと思われる。
だが、フィギュアスケートに興味を持つようになると、猛烈に練習をするようになる。
メインの3人の心が揺れ動いた時の描写が良き。
タクヤの恋心は、理科実験のビーカーの下の炎。
さくらの疑心は、遮断機の音。
荒川の哀しみは、雪解け。
流れるように物語は展開して「これはいいぞぉ」って思っていたところに、さくらのあの一言。
マジか、オイオイ、すべてを壊すのか・・・。
LGBTQの人が今作を観たら、どう感じると思う?まだそういう時代だったとはいえ。
その後の展開のためだけに、その設定にしたというなら、ちょっと残酷な気がする。
※予告編
https://youtu.be/W1BAr3cOlIg
タクヤの親友くんの笑顔が良き。
余談なれど、ワンちゃんが外で飼われいるのが気になった
タクヤと荒川のキャッチボールシーンは良かったものの、なんで、こういう別れになっちゃうの〜?って、そっちに気持ちがいってしまい、モヤモヤ。
若葉竜也くんは今の場所から動けない設定にしちゃうし。
さくらの母親が、なんとか動くべきじゃなかったのか?
あんな素晴らしいコーチの人間性を認めないのか?
タクヤにはフィギュアスケートを続けてほしかったんだよぉおおお。
『リトル・ダンサー』みたいなエンディングを勝手に期待しちゃったんだよ〜。
タクヤをどうして吃音という設定にしたのか、最初はわからなかったんだけど、あのラストシーンでなんとか納得。
いや、でも、もっと内容に絡んでくると思っていたので、ちょっと首をかしげた。
(メモ見たら、タクヤの父親も吃音だってって書いてあるけど、そうだったっけ?)
評価が高いのはわかります。良い映画だとは思います。
それでも、私は消化不良に陥りました。あ〜あ、残念。3.7☆
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