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2024年05月20日07:57

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ストレスゼロの生き方 Testosterone(テストステロン)

2本書の要点
(1)社会の用意したモノサシを気にするのはやめよう。自分が幸せならそれでいい。
(2)失敗してしまったとき、反省はしてもいいが後悔は禁物だ。後悔は、過去にあなたをメチャクチャにした出来事に、再度あなたの未来までメチャクチャにする権限を与える愚かな行為である。
(3)ワクワクは直感や細胞からのシグナルだ。ワクワクに出会える機会は滅多にないのだから、絶対に手放してはいけない。
(4)日頃から努力している人は多くの運と出逢えるし、その運をつかみ取れる。運が悪いと思うならもっと努力しよう。

要約本文
【必読ポイント!】
◆やめる
◇社会の用意したモノサシを使うのを、やめる

 あなたのやりたいことや向いていることは、いまの社会では高く評価されないことかもしれない。その場合、高い収入や地位は得にくいため、いわゆる「成功者」になるのは難しいだろう。

 でも、それはそれでいいのではないだろうか。お金がたくさんある、社会的地位が高い、結婚して子どもがいるといったものは、時代と社会が勝手に決めた幸せのかたちにすぎない。あなた自身がよく考えて「やっぱりお金がほしい」「やっぱり結婚して家庭を築きたい」と思うなら別だが、そうでもないなら、一般的な幸せより自分自身のやりたいことや楽しいことを追求していけばいい。

 あれこれ言ってくる人がいたとしても、無視してしまおう。自分が幸せならそれでOK。社会のモノサシより自分のモノサシを信用するべきだ。

◇「コントロールできないこと」で悩むのを、やめる

 もし何かに悩んでいるのであれば、それが自分でコントロールできる問題なのかどうかを考えてみよう。

 コントロールできない問題なら、悩んでも意味はない。考えるのをやめてしまってかまわない。

 才能、環境、他人の反応、評価、行動……世の中にはどうしたってコントロールできないものがたくさんある。悩めば悩むほど不安になるだけだから、潔く状況を受け入れよう。

 コントロールできない問題をあきらめれば、本当に注力すべき問題に全力を注げる。無駄な努力はやめて、報われる努力に時間と労力を使うべきだ。

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うまくいって当然と思うのを、やめる

3◇うまくいって当然と思うのを、やめる

 何かに挑戦したもののうまくいかず、ショックを受けたり挫折してしまったりする人がいる。だが、何事も一発目でうまくいくはずがないのだ。

 挑戦はゴールではなく、あくまでスタートラインだ。失敗してはじめて、やっとスタートラインから少し前に進んだと言ってもいい。

 失敗を繰り返しながら試行錯誤して、クリアしていくことこそが挑戦の醍醐味だし、思い通りにならないからこそ成功には大きな価値がある。だれがいつやってもうまくいくようなことに挑戦しても、大した価値はないだろう。

 一度や二度の失敗なんてものの数にも入らないし、うろたえる必要はない。自分を信じて突き進もう。

◇自分と他人を比べるのを、やめる

 自分と他人を比べるのはやめよう。上を見ても下を見ても不幸になるだけだ。

 自分より優秀な人を見ると自尊心が傷つく。世界を見渡せば自分よりすごい人は必ずいるのだから、いちいち気にしていると、劣等感にさいなまれ続けることになる。

 逆に、自分より劣っている人を見下して優越感に浸るのもやめよう。向上心が薄れるだけだし、誰かを見下して得られる優越感にはなんの価値もない。

 比べるべき唯一の相手は過去の自分自身だ。さて、過去の自分に負けない自信はあるだろうか?

 他人に負けるのは仕方がない部分もある。才能も費やしてきた時間も違えば、運も勝負を左右するからだ。だが、自分に負けるのはよくない。日々の挑戦が足りないのだろう。

◇欲望を抑え込むのを、やめる

 金持ちになりたい、モテたい、偉くなりたい、人から尊敬されたい、いい車に乗りたい……そういう欲望は大切にしよう。欲がなければ人類はこんなに発展していないはずだ。あなたが欲望を満たすためにがんばれば、それが世のため人のためになる。

 自分の欲望に素直になろう。高望みをしよう。欲望を満たすために努力すれば、毎日が楽しいものになるはずだ。

◆捨てる
◇安いプライドを、捨てる

 ものごとがうまくいかない原因の多くは「安いプライド」にある。安いプライドがあるために、ほかの人の意見を聞き入れなかったり、助けを借りることを拒んだりするからだ。

 もちろん、それがどうしても譲れないものなら、それでいい。だが「他人のアドバイスのほうが優れているけど自分の力でなんとかしないと悔しい」というだけなら、そんなプライドはすぐに捨てるべきだ。

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4本当につらいときは、逃げる

 どんどん成長していく人は、いい意味でこだわりがない。間違いを指摘されればすぐに修正し、周囲からのアドバイスもどんどん受け入れる。

 他人の力をうまく借りて成果を出すことも実力のうちだ。安いプライドは捨てて、いいものは素直に取り込む柔軟さを持とう。

◇後悔を、捨てる

 失敗してしまったとき、反省はしてもいいが後悔は禁物だ。

 反省は「未来でより良い選択をするために過去を振り返る」行為である。未来が視野に入っているため、「いま」に好影響を与えて、未来をいい方向に導いてくれる。

 一方、後悔とは「過去を振り返って自分を責めるだけ」の行為だ。思考が完全に後ろを向いていて、過去の自分を責めるだけ。「いま」に悪影響を与え、未来に悪影響を及ぼす、非生産的な行為である。

 未来を変えたいならいまを充実させるしかないのに、後悔していたらいまがおろそかになってしまう。後悔とは、過去にあなたをメチャクチャにした出来事に、再度あなたの未来までメチャクチャにする権限を与える愚かな行為なのだ。いますぐやめよう。

◆逃げる
◇本当につらいときは、逃げる

 耐えられないほど辛い環境にいるなら、逃げよう。一度や二度逃げだした程度で人生が終わることはない。むしろ、逃げ出さないでその環境でじっと耐えて心と体が壊れてしまうほうがよっぽど大変だ。

 逃げるときは、なりふり構わず全速力で逃げること。責任なんて捨てて、自分優先モードに切り替えるのだ。

 強い責任感を持つこと自体は素晴らしいが、あなたを守れるのはあなただけ。自分の身を守るという責任を果たすべきだ。

◇余力があるうちに、逃げる

 本当に心身が追い込まれると、正常な思考回路が回らなくなる。「自分は危なくなったら逃げるから大丈夫だよ」と余裕ぶっていてはいけない。「このままこの場所にいたら確実に心身を壊すな」と思ったら、正常な判断がくだせるうちに逃げ始めよう。

 もしかすると「こんなこともできないんじゃどこへいっても通用しないよ」「ここでやめたらこの先の人生で取り返しがつかないことになるよ」という人がいるかもしれない。心身が弱っているとそういう言葉を信じてしまいがちが、どれも真っ赤なウソだ。

 逃げたりあきらめたりしても人生は終わらない。生きている限り、逃げたあとにもう一度前を向く意思がある限り、何度でもやり直せる。

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5孤独は恐れるものではない。受け入れて、楽しむものだ

◆受け入れる
◇失敗を、受け入れる

 失敗は、自分の限界を超えた何かに挑戦をした証だ。

 できる範囲のことだけやっていれば失敗しないので、挑戦しない人は失敗しない。だから、失敗できた自分を誇りに思うべきだ。そうすれば、失敗を重ねても「挑戦する勇気」を失わずに済む。

 必要以上に失敗を恐れる必要はない。失敗は勲章であり、失敗の多い人生は良い人生だ。

◇困難を、受け入れる

 困難は敵ではなくあなたの味方である。困難があるからこそ、人はそれを解決しようとして、それが成長の糧となる。

 むしろ、すべて順調で困難がないほうが問題だと言ってもいい。困難がないのは、実力の範囲内のことしかできていない証拠だからだ。

 ぬるま湯につかっていたら人は成長しない。成長しなければ、近い未来、必ず困難にぶち当たる。挑戦を怠ってきた分、その困難は簡単には解決できないものになるだろう。一気にツケを払うより、日々困難と闘い、常に己をアップデートしていくほうが圧倒的に楽だ。

 人生は困難の連続であってしかるべきだ。困難への挑戦は成長タイムだと捉えて楽しもう。

◇孤独を、受け入れる

 孤独は恐れるものではない。受け入れて、楽しむものだ。孤独は好きなことに好きなだけ時間が使える、超有意義で贅沢な状態なのだから。

 孤独は成長するのに最高の環境でもある。24時間すべて自分の成長のために使ってもだれにも文句をいわれないのは、孤独なときだけである。

 孤独だからといって悲観する必要はない。孤独を楽しみ、利用しよう。

◆貫く
◇己の美学を、貫く

 道端にゴミを捨てる、ごまかしをする、言い訳をする、言葉で他者を傷つける、約束を破る……自分の良心に逆らった行動を続けていると、自分を嫌いになっていってしまう。己の美学に反すると、自尊心が少しずつすり減っていくのだ。

 法律を破ったり、他人に迷惑をかけたりしない限り、どう生きようと自由だが、自分の美学を曲げることはお勧めしない。自分が「正しい」と確信できることをやろう。

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6もし迷ったら、ワクワクするほうを選ぼう

◇ワクワクを、貫く

 もし迷ったら、ワクワクするほうを選ぼう。ワクワクは、あなたの直感や細胞からの「こっち行ったら楽しいぞ!」というシグナルだ。このシグナルを見逃してはいけない。

「人生は甘くない」「君には無理だ」という人がいたとしても関係ない。そんな声より、自分の内なる声に耳を傾けよう。人生においてワクワクに出会える機会は滅多にないのだから、絶対に手放してはいけない。ワクワクしたことに向かって突き進めば、人生は甘いものになる。

◆決める
◇運は自力で引き寄せると、決める

 成功者やお金持ちの人たちは、よく「自分は運が良い」と口にするが、その人たちは本当に運が良いわけではない。努力をしているから、運を自ら引き寄せてつかみ取れるのだ。

 努力しない人のところには、うまい話やチャンスは転がり込まない。もし万が一、転がり込んできたとしても、それがうまい話やチャンスだとは気づかない。たとえ気づいたとしても、チャンスをつかみ取る実力がない。

 運とは、たゆまぬ努力がチャンスと出会ったときに初めてつかみ取れる稀少なものだ。日頃から努力している人は、何もしていない人よりもはるかに多くの運と出逢う。そして、日頃からコツコツ準備をして実力を身につけているから、その運をつかみ取れる。

 運が悪いのを運のせいにしてはならない。習慣なら変えられるし、実力ならつけられるのだから。


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