憲法は改正すべき

毎年書いていることだが、憲法は改正すべきである。実用的に。反対派の主な
主張は、平和憲法を改悪すべきではない、改憲すると軍国化する、という
ふんわりしたもの。論理的に感じないのは私だけだろうか。
改憲派の中には、与えられた憲法で自前ではないので作り変えるべき、の意見も
見られるが、私は優れていれば押し付けられたとしても問題ないと考えている。
私が一番問題視するのは、憲法が現実に則していない点。制定された時代が遠くなり
社会も変化した。米軍が全面的に護っていた占領時代と違い、現在は自衛隊が
存在する。同性婚は広く受け入れられている状態。この２点は明確に憲法で
否定されているので、前に進もうとすれば改憲が必要。個別に国民投票にかけても
構わない事案と思っている。
一方で夫婦別姓は、民法が許していないだけで憲法に記述はない。なので、
男女平等や個人の尊厳を争点とした憲法違反裁判が進行中である。なかなか違憲判決が
出ないのは、不利益を被っているのが限られた少数派だからかもしれない。世論調査では
別姓支持と同姓支持が拮抗していて、喫緊の問題とするには弱い。然しこれは
感覚的な回答と思っている。何故ならば、夫婦別姓は私には何も影響を与えず
恩恵を得る人には多大なプラスのある事案だから。この条件で賛成にまわれないのは
論理的におかしい。