mixiユーザー(id:249949)

2024年04月01日00:17

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3月29日 「博士の異常な愛情」見る

この日は、岩手から帰ってきまして、久しぶりに映画でも見ようと。
天才・スタンリー・キューブリックの1964年の戦争映画を久しぶりに見ました。
3年前に一度、見たのに、何故かまた久しぶりに見たくなりました。
アメリカでは核兵器のミサイルのボタンは大統領しか押せないと思われてますが。ホワイトハウスが攻撃された時用の下士官でも核兵器を撃てる作戦があって。
共産主義者が水道にフッ素を混ぜてアメリカ人を勃起できなくしたという妄想に憑りつかれた大佐が、核兵器を載せた爆撃機をソ連に向かわせます。アメリカ軍は狂った大佐の基地を攻撃して大佐は自殺、イギリス人は命令撤回の暗号を見つけて、全機を撤回させるまでをサスペンスとコメディで描いてますが、一機だけ通信ができずに引き返さずソ連の基地に核爆弾を投下。
核兵器戦争になるが、政府の上官たちは美女をいっぱい連れて、地下施設で子孫を増やそうとするというブラック・コメディです。
ブラックコメディは、ユーモアのセンスがいるので、笑いを取るのは難しいはずなのに、キューブリックはコメディの才能もあったのが驚きです。
馬鹿みたいな発言をするアメリカの軍隊の高官たちですが、全くの空想ではなく、それぞれにはモデルがいて、「何億人が死んでも、生き残った方が勝ちなのです」とかの発言にも、実例があるのです。
最期に、ソ連側がコバルト爆弾で応酬するとされてますが、当時は理論的に提唱されていた放射能をまき散らして世界の生物を全滅させる爆弾のことを描いてます。
笑いながら、でもリアルに描かれているので、楽しめます。
日本ではコメディ映画はあまり評価されないので、評価は低いと思いますが、海外では映画史上に残る作品として、今でも評価されている映画です。
是非、天才キューブリックの映画を見たい方にはお勧めだと思います。
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