某休日。
用事のあとの日中、
何年振りかになる、或るラーメン屋に寄ってみた。
屋台から始めたという佐賀とんこつ、
九州ラーメンのお店。
ん、営業しているのだろうか・・・
と、「営業中」と出している扉を開けてみると・・・
御高齢になられた懐かしい顔の店長が、奥から現れる。
懐かしい、と言っても、
このお店にその昔足繁くと言う程、通っていたわけでは無い。
顔を覚えられている事も無いと思ったが、
「来た事あるんじゃ無いかい」と声を掛けて頂いた。
そして御自身のラーメンについて語り始める。
昔のままである。
店長拘りのゲンコツだけ使用したスープの、
強く懐かしい匂いは、変わらず店内にあった。
若い頃、仕事帰りの深夜啜った記憶が蘇る。
しかし店長曰く、コロナ禍の影響で客足減り、
昔程匂わなくなってしまった、と仰られている。
言われてみると、確かにもっと、
店外に漂う位に匂いのパンチが強かった事、思い出す。
店長一人、私一人。
おもては良い天気。
玉子入りをいただく。
旨いとか、オススメとか言うより、
嗚呼、この香り、この味、そうそう・・・と思い出した。
屋台ルーツのユルさというか、
洗練よりも独特な味わいを感じる。
「俺が辞めたらこの味は無くなる」
店長の言葉は、確かである。
懐かしく、有難い一杯。
ごちそうさま。
春先の良いお天気。
口の中にゲンコツ感じながら、
ちょっとぶらりと歩いていると、
スズキアリーナ店があり、
展示車で新型スイフトが置かれていた。
綺麗な青のボデーカラーにひかれ、
眺めていると「試乗してみますか?」と、
決算期のスタッフさんから声を掛けられる。
これも流れ。体験してみる事にする。
ちょっとプジョー308風の凝った内装。
センターディスプレイユニットがちと大きめに感じるが、
画面は9インチで見易そう。ここにドライバーの眠気を見張る機能も内蔵されてる様だ。
アナログメーターは個人的に好感をおぼえる。
そして左手でハンブレを探したら空振り。
電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドのボタンが並んでいた。
ほほぅ。
エンジンスタートボタンを押して、発進。
スイスポのイメージから硬い足回りを想像したが、
短い市街地走行の限りでは、思ったよりマイルドな乗り心地。
柔らかなクッション感が意外だったシートの効果もあるかも知れない。
ステアリングフィールも曲がり気持ち良く、軽いのだがしっかり感がある。
トータルで何やらしっとりした乗り味で、想定外であった。
この中身でスズキ価格、コスパの凄みを感じた。
思わぬぶらり寄り道を終え、
我がへへ号へ戻り、帰路を走る。
用事の外出がてら、色々足を伸ばしてみた事で、
休日感が替え玉足した位、UPした。
今朝。
結構久し振りとなる頭痛。
しかも大頭痛。吐きそうだ。
まいった。でも出撃。
バファリンプレミアムDXを注入し、
タスクで痛みを紛らわせる・・・
昼にはどうにか大人しくなってくれた。
今日は運良く早退きDAY。
帰りに某家具店で新たな枕を購入しようと決意。
頭痛の原因、何と無くだがペシャンコになった、
長年の枕にあり、と判断した為・・・。
で、家具店到着前に夕食をと、
へへ号をまたしてもあの佐賀とんこつのお店の近くに止める。
扉を開けると・・・髭の店長、いた。
今回は気になっていた「ガバイラーメン」を初めていただく。
看板であるとんこつの匂いの強さを警戒する初心者層、
及びとんこつはもう食べたと言う人向けに、
店長が開発したオリジナルだと言う。
御実家で食べていた鶏牛蒡の汁を参考にしたそうである。
そしていただくと・・・
いや、これは沁みわたる。
とんこつのパンチとは対照的なあっさり出汁。
透き通ったスープに海苔、ワカメ、
そして骨付きの柔らかい鶏肉2本に、柔らかい食感の牛蒡がいっぱい。
ヤングを過ぎた草臥れた胃袋と舌を、優しく癒してくれる。
このラーメンこそ、もしかすると店長の言う、
「俺が辞めたらこの味は無くなる」一杯では無いか。
コアな主役の陰に隠れた、これまたレアなスーパーサブ。
店長一人を残し、お店を出る。
細くなり、リバウンド警戒でラーメン自体控えて来たのに、
この鄙びた一角にて、
もしかしてもう一度ラーメンと言う青春が、
やって来てしまったのだろうか・・・。
ラーメンのあと、肝心の枕を購入。
人生初、低反発ウレタンの枕。
果たして、ガバイ枕となりますか。
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