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2024年03月19日18:31

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今年も古河の桃まつりに行きたいですねぇ(ღˇ◡ˇ*)♡

 今年も古河総合公園に行きたいなぁ(ღˇ◡ˇ*)♡

 古河は僕が青年時代を過ごした街です。茨城県の大きな都市はその殆どが県庁所在地である水戸市と鉄道か国道6号・50号・51号などの主要道路で結ばれていますが,古河市は地図を見れば明らかなように水戸市と直結された鉄道も道路もありません。それどころかJR宇都宮線や国道4号の沿線であり,久喜・大宮方面に向かう列車の発着するJR古河駅や幸手・春日部・越谷方面に繋がる日光街道(国道4号)を最初に目にした際には「ここはまるで埼玉県の都市のようだ」という印象を覚えたものです。そんな今まで知らなかった街について学ぶために,僕は随分と力を投入したものです。それは産業活性化による地域振興という当時の僕の仕事を的確に行うのにも必要なことでしたし,また自分が家を構え地域を構成する一員になった以上は一個人としてもその歴史を学び良き伝統を継承発展させたいという願いもあって行ったことでした。夢中になって様々な資料を読み込むのと同時に休日には車を走らせて博物館や旧蹟を訪ねるなどしていた,あの熱に浮かされたような青春の日は人生の中でも特に楽しく充実していた毎日だったと,僕は今も当時を思い出すたびに懐かしく感じております。

 そんな毎日の中でも頻繁に関わりを持ったのが,古河総合公園でした。こちらは古く戦国時代,室町幕府の関東における出先機関として置かれていた鎌倉公方が幕府との対立を経て移って来た古河公方の拠点が置かれたことに始まります。公方の屋敷の畔にあり,その後開拓されて一度は水田になったものの,古河市街地の程近くに位置したことから営農が放棄されて荒地になってしまった御所沼という沼を蘇らせ周囲には江戸時代初期の古河藩主だった土井利勝に由来する桃の木を植えることで,都市内にあるとは思えぬほど広大で自然豊かな公園になった公園になりました。僕が最初にこちらの古河総合公園に足を向けたのは桃の花とは季節の違う夏だったので,講演の中を散策しながら「早く花桃もの季節にならないものかな」と胸を躍らせたものです。
 そして念願叶って3月中旬の「古河桃まつり」にお邪魔してみると,赤と白の梅の花とも,また薄ピンクの桜の花とも違う,濃厚なピンク色の花が一面に咲き誇る見事な風景に「これほど美しい景色がこの世に存在したのか」という驚き混じりの感動に胸を振るわせることになりました。そして公園の中心の広場には歴史ある古河の飲食店が一斉に出店を開き,まるで古河という都市全体がこの公園内に集約されたかのような錯覚を覚えてしまったことも記憶に新しいところです。

 そんな「古河桃まつり」の季節が今年もやって参りました。春の気候は気紛れで年によっては花の咲く季節がお花見の季節とズレてしまうこともあり,昔々僕が大学院の友人たちを古河総合公園にお招きした際には寒さのせいで花桃がただの一輪も咲いておらず申し訳無い思いをしたりもしたのですが,こちらの記事によれば2024(令和6)年は「現在三分咲きで、間もなく見頃を迎える」「31日のまつり期間いっぱいまでハナモモを楽しめる見込み」とのことで,そうした心配は無用のようです。
 何とか時間を作って僕も久々に古河総合公園を訪りたいものです。あの素晴らしい花桃をまた堪能してみたい。改めてそう感じるのは当然ながら,今の僕にとってはもう一つ「古河総合公園そのものをしっかりと鑑賞し直してみたい」というのも大きな願いです。実は古河総合公園を設計したのは東京工業大学・京都大学で教鞭を執った景観学者である中村良夫氏です。そのこと自体は僕も以前から知っておりましたが,美術を好きになり色々な事柄について学ぶうち「庭園もまた美術作品である」ということを認識出来るようになりました。そうである以上,古河総合公園について「中村良夫という美術家の作品」として改めて鑑賞し直すことで,当時は気付かなかったことや興味を惹かれなかったことなどについても改めて認識を深め感動することが叶うのではないか。そんなことについても期待しております。

 もし春の日を古河総合公園で過ごせたら,それは僕にとって最高の日になるに違いありません♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



古河桃まつり始まる 間もなく見頃
https://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20240316-OYTNT50189/
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