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2024年03月12日12:21

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3月10日 鈴々舎美馬二ツ目昇進祝いの会

 去年の11月に予約したので、先月予約メールを読み返すまで正直忘れていた。春というには少し肌寒い晴れた日曜日、11時開演と早い時間に人形町へ。完売とは聞いていたが、社会教育会館のロビーはものすごい混みよう。整理番号順の自由席入場ということもあるが、この日に美馬の5月以降の独演会先行販売がスタートしたので、もう開場前にどんどんチケットが売れている。入場すると中央ブロックはほぼ満席。上手側の前の席が空いていたのでなんとか座れたが、改めて場内を見回すと、アラフィフくらいの男性ひとり客が中央ブロックにずらっと並んでいるので、客席が全体にくすんだ(色調の服を着ているから)印象。普段の寄席とも違う雰囲気で6強:4弱ぐらいの男女比か。
 ロビーには美馬の子供時代から落研時代、エステサロンで働いていたころの写真が掲示され、その前にはもちろんそれを写メる人が集っていた。

●前座 わたし「子ほめ」
 「すごい大入りで・・・この会場がここまでいっぱいになったの初めて見ました〜」と驚いていた。噂には聞いていたが、初めて見た馬石のお弟子さん。痩身小顔の今風男子ですね。 
●美馬「お見立て」
 正式な披露目は一月に相模原で済ませているが、今回は前座時代に世話になったオフィス10による祝いの会で、オフィス10の会で一番多く前座働きをしたのが雲助の会だったので国宝ゲストが実現した。「尊敬する雲助師匠に・・・」と語りだしたので、また「させていただき」連発かと思ったが、前よりも喋りが若干こなれた感じ。当たり前か。「お見立て」は先月も聞いたが、いま一番気に入って演じている古典だそうだ。これも先月より喜瀬川花魁の印象がシャープになり、喜助が八方ふさがりの状況を逆に楽しんでいるところがイイ。

●雲助「安兵衛狐」
 ホントにフットワーク軽い国宝だ。百年興行もあったりで大忙しだろうに。相模原で松鯉先生とW国宝の会があったが、美馬の披露目ほどには入らなかったとのこと。

<中入り>

●昇進祝い鼎談 雲助 きよ彦 美馬
 一応美馬が司会で雲助、大学落研時代に知り合い、入門以降は先輩として仲良しのきよ彦とのトーク。美馬がたどたどしく雲助に二ツ目時代の話を振るが、「いま寝てた」「当時は呑んでばかり」とはぐらかす国宝。女の前座が楽屋にいればよろけるふりをして肩を借りる・・・などオヤジ節炸裂。だからそれをネタにして美馬が新作落語をつくるわけか。

●きよ彦「令和が島にやって来た」
 美馬ほど昇進に時間がかかってはいないが、コロナ下昇進で寄席の客も少ない中、受けるかどうかわからない新作落語を演じる心折れそうな日々を過ごしたきよ彦。女性落語家が増えるということは、創作志向の人が出会える、研鑽しあえるということでもあるんだな。

●美馬「ダダンダンダダン」
 白鳥も愛読しているというウェブサイト・ジャンプ+の人気連載漫画「ダンダダン」を下敷きにした新作落語。漫画は流して読んでいる程度だが、あのヒロインは確かに美馬の新作落語の世界の女の子みたい。親よりおばあちゃんっ子、ちょっとけんか腰で友だちはいるが基本ひとりぼっちなところとか。大学時代はオカルト研究部(オカ研)とどちらに入るか迷った末にオチ研に入ったという美馬らしい新作。

●美馬 余興
 わたしが出てきて、何やら呪文を唱えたら美馬姉さんが登場しますよ〜と云うのだが、その呪文は美馬がメイド喫茶で働いていた時のキメの文句だったとか? 引き出しが多すぎて整理できないわ!観客も唱和して美馬登場。ブルーのドレスに身を包み、大好きなディズニーの「リトルマーメイド」の曲を熱唱。なんかもう何の会に来たのかよくわからなくなってきました。でも9月の独演会のチケット買っちゃった!

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