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2024年03月03日06:33

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ダニエル・ブラッシュ展,是非足を運ぼうと思います(๑•ᴗ•๑)

 面白そうな展覧会,是非足を運ぼうと思います(๑•ᴗ•๑)

 子供の頃,母に連れられてよく百貨店に参りました。当時は服飾やアクセサリーといった母のショッピングには僕は何の関心も持てず,かなり退屈な時間を過ごすことを強いられたものです。それでも嬉々として付いて行ったのは今も全く変わらぬ食い意地の賜物でしょう。母の荷物運びを手伝うと,代わりにレストランでご馳走を頂けたり「デパ地下」(当時この言葉はありませんでしたが)で美味しいものを購入してもらえたりして,当時の僕にはそれが何よりの楽しみでした。「花より団子」を地で行くようなお話ですね(^^;)
とはいえ,そうしたデパート通いが僕にとって全くの無駄だったのかといえば,必ずしもそうではないとこの歳になって思います。百貨店というのは高級感に溢れた上品な売場で高価な品物を販売する施設です。そこに通っていれば否応無くそうした高級高価なものを目にせざるを得ません。それによって「世の中には本当に良い場所・良い品物があるのだ」ということを認識出来たのは,やはり僕の人生における一つの成長であり進歩であったに違い無いと僕は思っています。

 そして最近になって,僕は「或いは子供時代に百貨店に何度も通ったことの影響はそれ以外にも及んでいるのではないか」ということをも感じ始めています。具体的には,最近になって僕が美術を好むようになったのも,或いは子供時代に百貨店に何度も通ったことから受けた影響なのではないかと。無論,その影響は細く微かなものでしかありません。当時の百貨店の多くは館内に美術館を設置していました(現在でも横浜のそごう百貨店には「そごう美術館」が健在ですが,僕の少年時代にはあのような施設は珍しくなかったのです)が,僕はそういう施設に足を向けた記憶はありません。今にして思うと何とも勿体無いことですが。しかし母のショッピングに同行することで,僕はたしかに優れたデザインの洋服やアクセサリー,時には呉服などを目にしていました。いくら無関心でも目にしていた以上は記憶に残りますし,ごく稀には「これは素敵だな(。・_・。)。oO」と感じることもありました。或いはそうした中で美術に関する関心の種子がいつの間にか僕の心の中にも飛来し,その種子は枯れること無く休眠状態のまま保たれ,誰もがその事実を忘れた今になって芽を吹いたのではないか。僕は美術鑑賞を好むようになった初期の頃から,絵画のみならずそれ以外の工芸や服飾にも同じくらい強い興味関心を抱いていました。陶芸については子供時代から笠間焼に親しんでいた影響でしょうが,それ以外の工芸や服飾にも早い段階から関心を持った理由は他に思い当りません。

 この想像は単なる思い付きであり,あるいは全くの間違いかもしれません。しかし今回「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」という展覧会が開催されること,そして今まで僕が勉強不足でその名前すら知らなかったダニエル・ブラッシュ(1947〜2022)という米国のアーティストが「金属加工職人であり、宝飾職人、哲学者、エンジニア、画家、そして彫刻家」であり「ジュエリーから芸術作品、オブジェまで・・・幅広い作品」を制作していたということなどをこちらの記事で知った瞬間「少年時代に百貨店で出会い,心を奪われたアクセサリーのような優れた作品に再会出来るのではないだろうか」という思いを抱いたことは,これは間違いありません。

このような期待が当たるか否か,現時点では判りません。しかし「この展覧会は面白そうだ」という僕の期待は結構当たるもので,足を運ぶことできっと興味深い美術体験が出来るのではないかと期待しています。そしてそれと同時に「或いは母は,こうなることを期待してデパートに僕を何度も連れて行ったのではないか」ということも感じてしまいます。今となってはそれが事実かどうかは判りませんが,とにかくこちらの「ダニエル・ブラッシュ展」に足を運んでみたい。2024(令和6)年4月15日まで開催されているというこちらの展覧会,今からだと最後の休館日である3月11日を除いて毎日オープンしているとのことであり,時間を作って是非お邪魔してみようと思っているところです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸
https://artexhibition.jp/exhibitions/20240109-AEJ1779616/
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