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2024年02月19日17:35

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2月18日 藤沢さかなや落語「春風亭昇りん 鈴々舎美馬 二人会」


 最近話題の「ブギウギ」って基本ジャズ由来で8ビートにメロディを乗せていく感じかね? T・レックスの一連のブギーサウンドみたいな?と適当に納得していたが、だとすると近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」は?と磯村勇斗が歌う「ハイティーン・ブギ」が流れるドラマ「不適切にもほどがある!」を見ながら家人に聞く。すると家人曰く「アレは牧野和子の漫画が原作の映画主題歌だからなんだよ!」で怒られる。ちなみに作詞・松本隆で作曲・山下達郎。ウィキペディアによると制作当時ジャニーズの合宿所において「若い子の意見も聞きたい」と呼ばれた少年隊の東山紀之は、酒好きの山下に水割りを作って出したそうだが、当時未成年が水割りを作り、出されたそれを呑むこと自体が不適切じゃないかと思うけどな。またXで「マッチが〜」と嬉しそうにポストする松本隆もいいかげん脳天気な老害だなぁと思ってしまうよ。こういう深い関りを持つ人たちが、自分たちにとってジャニーズ問題とは何だったのかきちんと説明しなければ、被害者への圧が強まるばかりだろう。「知らなかった」と云うなら、己の意識の低さを認めて欲しい。もちろん過去にジャニーズ事務所と多く仕事をしている「不適切〜」の脚本家・宮藤官九郎も例外ではない。

 開演五分前に入場すると、いつも空いている会場がほぼ満席。そして美馬の追っかけっぽい男性客も多い感じ。本日の二人会本来は晴太との会だったが、体調不良とのことで小田急線沿線に住む昇りんが代演。去年末に日本橋亭で晴太を見たときは珍品「位牌屋」を頑張って演じていたが、年明けから落語会を休んでいると聞いてコロナかインフル?と思っていたのだった。2月半ばでいまだ不調とは何か長引く病気なのか?3月のルート9フェスには出られるのか?ちょっと心配になる。

●オープニングトーク
●美馬「エステサロン」
●昇りん「借り物競争」
<中入り>
●昇りん「私の花道」
●美馬「お見立て」

 つくづく思うが美馬は「〜させていただき」多用し過ぎ。「〜やらせていただくという機会を体験させていただき」とか、聞いているとイライラしてくるから。それなのに落語になると人をひきつけるサムシングがある不思議。「エステサロン」はもう何度か聞いているが、最後に演じた「お見立て」、普通は男性の落語家が花魁を演じ、その花魁の言うことをオウム返しする喜助という構造になるのだが、女性落語家がやるとそこが逆転するわけで、それが不思議な面白さを生む。喜助の物言いに花魁のいい加減な逃げ口上が乗り移り、オウム返しの面白さが増幅する感じ。墓地に行って次から次へ墓石を「お見立て」しながら煙に捲く演出もナイス。
 昇りんには正直それほどの興味はなかったのだが、アラフォーのウエディングプランナー婚活物語「私の花道」は、なかなか面白かった。別れた元カレと職場の式場で再会したものの、既に彼は誰かの新郎・・・思い余ってバージンロードで見栄を切ってしまうヒロインが哀しくも可笑しい。コロナ下で二つ目昇進となり、昇進のご祝儀と持続化給付金で働かなくてもいい感じにダメになってしまった・・・と自嘲していたが、いや、ちゃんと何者かになろうと奮闘している様子が伺えて良かったよ。

 終演後、美馬はサイン色紙にお名入れをしていて、昇りん一人がお見送り。美馬は既に人気者なんだろうね〜。

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