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2024年01月11日01:53

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子どもたち

今回のさいたま大道芸フェスタは、子供たちが多かった。
しかもよく見ていた。
そしてとりわけ4回目が面白かった。

舞台になるシートを敷くとすぐに、一直線に座る。
ちょっと舞台に近いので少し離れてもらう。
中に一人、ちょうど真ん中に座った子が、
少しだけ前に出ている。
同じジャンバーを着ているので弟と思しき子が
盛んに下がるように言うけれども、動かない。
「かっぽれ」を遣い始める。
飛び出た子の隣の子が、食い入るように見ている。
「解説」になると、糸が手板のどこに付ついているのか見ようと
身を乗り出して、飛び出している子と並んだ。
これは面白いと思い
人形の遣い方を言うところでこの二人の子に絡んだ。
すると私の背後で見ていた子や客席奥で見ていた子らが
一斉に前に詰めてきて、ちょっとした人数になった。
そのまま「酔いどれ」に入ったのだが、
子どもたちはひしめき合いながら前へ前へと迫ってきて
ついに膝がシートに乗るくらいまで迫ってきてしまった。
かみさんが前に出てきて離れるように促しても
動きゃしない。
私は笑ってしまった。
そしてパレスチナを回ってオリーブ山に行った時を
思い出していた。
この時は600人もの子供たちが来て、
見づらくて押し合いへし合いが始まって
子どもたちが舞台に乗ってしまった。
人数に大きな違いはあるけれど、
私には同じに感じてしまうのだ。

子どもたちは、生まれたところの環境や文化・宗教、
言語や肌の色がどう違おうと、
生まれたときの感覚や感性は同じなのではないかと思っている。
それがそれぞれ成長していくうちに別れていくのだ。

そして今のパレスチナを思う。
「ガザに平和を」
そう言って、祈りを込めて「獅子」を舞わす。

人はどうしてこんなにも残虐になれるのだろう。
ホモサピエンスがグレートジャーニーで世界に散っていき
各地でネアンデルタール人や原人らと交わるのだが、
発掘された骨を見ると、戦った傷跡がないのだそうだ。

「獅子」を遣い終わった時の拍手、
獅子で頭を噛んで回った時の笑顔、
とても掛け替えのない時を過ごしていると感謝しかない。

被災地や紛争地に一日も早く平安な日が来ますことを。
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