踊り

約12分、見入ってしまった。

言葉にならない感じであるが・・・
特に「念仏じょんがら」の叫び。

生の先には、喪失がある。
懐かしい者、結び付きの深い者を失いながら、
最後は自分の命も燃え尽きる。

喪失の悲嘆を隠さず魂の叫びとして出しながら、
それでも老いと病の肉体から、
生命の執念そのものを感じる。


「僕　燃えてきました」


失くしても、
失くしながら、
進んで行こうとする命。



「あなたの方こそ、まだ生きてると思い込んでるのネ」
（『ツィゴイネルワイゼン』）