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2023年10月06日23:33

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ヒビノキ841(10月01日〜10月07日までの1週間/週前半)

2023/10/01〜2023/10/07までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。

■2023/10/01/日
今年もあと3か月だという事実。本気で人生の岐路みたいなイベントも結構いろいろあったが振り返るひまもない。

『ダークギャザリング』 第13話 「出獄」
https://darkgathering.jp/
行く前の準備ですでに全滅しそうなんですけれど……。O市Fトンネル(吹上トンネル)へ向う準備に、夜宵はさらに1体の卒業生を連れて行く計画を話す。南方作戦に従軍していた旧日本軍の兵士と語る、その卒業生には、無数の怨霊がまとわりついていて危険。夜宵はFトンネルの向か前に安置場所で卒業生を回収する。だが、卒業生は螢多朗らを襲い始める。やばいやばいやばい。

邪経文大僧正のときもそうだったけれど、卒業生は諸刃の剣で、とにかくモンスターボールから出現……ではなく使役するだけでもやばい。今回登場した殉国禁獄鬼軍曹も例外ではない。一歩まちがえればただちに使い手が死亡する。というか、よく夜宵単独で現在の回収現場まで持参できたな。H城跡地に呪物を設置した一味も姿を現し、お化け集めの状況はより混沌となる。

『シャングリラ・フロンティア 〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』 第1話 「貴方はなんのためにゲームをしますか?」
https://shangrilafrontier.com/
原作は「週刊少年マガジン(講談社)」で連載している、原作・硬梨菜 × 作画・不二涼介の漫画作品。今期の「なろう系作品」。原作小説は「小説家になろう」で連載を続け、漫画のみ商業形態へと移行したメディア展開。五感完全投入型の仮想現実ゲームが隆盛を誇る未来、いわゆるクソゲーへ愛を注ぐ陽務楽郎は、クソゲーの対極に位置する登録者数3000万人の「シャングリラ・フロンティア」へ挑む。

初回はクソゲーハンター楽郎の素性と日常を紹介しながら、クソゲーへ燃え尽きた彼が「シャングリラ・フロンティア」へ挑む過程を描く。ゲーム内世界で鳥頭を抱くサンラクの緊迫感ある初戦闘が見せ場。制作はC2C、監督は窪岡俊之。 副監督は池下博紀で「便利屋斎藤さん」と編成は一緒。日5放送だけあって予算がありそうで、初回は作画、美術ともに非常にリッチである。とってはおきます。

『でこぼこ魔女の親子事情』
https://dekoboko-majo-anime.jp/
原作は「COMICメテオ(フレックスコミックス)」で連載しているピロヤの漫画作品。二百歳越えなものの、外見年齢が幼い魔女のアリッサは、あるとき森の中にすられた女児を拾う。アリッサの手で16歳に成長したビオラはナイスバディのお姉様系魔女に成長。どう見ても外見は母子が逆の立場の2人の日常を描く。初回はアリッサがビオラを拾い、彼女が成長。だが中身は子供の彼女と母親のでこぼこな日々。

制作はA-Real。元請作品ははじめて。監督はたかたまさひろ。おそらく以前ProjectNo.9と共同制作した「喧嘩番長 乙女-GIRL BEATS BOYS-」の演出つながり。初回の出来は普通。とはいえ、あきらかにねらっている古賀 葵と水樹奈々の起用をふくめ、母娘逆転のギャップがにぎにぎしい、ゆかいなコメディにしあがっている。嫌味もないですし、気楽にたのしめそう。

『MFゴースト』
https://mfg-anime.com/
原作は「週刊ヤングマガジン(講談社)」で連載しているしげの秀一の漫画作品。202X年、燃料電池自動車の隆盛で内燃機関自動車が製造中止になった未来。公道を封鎖し、内燃機関で動くスポーツカーで競い合う「MFG」に世界は熱狂していた。 19歳の主人公カナタ・リヴィントンは、 その「MFG」に参加するため来日。師匠は、あの「藤原拓海」であった。累計5千万部を誇る『頭文字D』の続編の位置づけ。

初回は主人公カナタが来日。下宿する西園寺家のヒロイン西園寺 恋と出会う。メインのレースが1話で展開せず、来週に持ち越しの部分は弱い。制作はFelixFilm。監督は『頭文字D』の劇場作品を担当した中智 仁。恩田尚之のキャラクターデザインと作監で原作の絵柄に忠実。再現は良好。想定している『頭文字D』のファンたちも中高年だし、自動車がライフパートナーなのも中高年。大人ねらいか。

『オーバーテイク!』
https://komaki-motors.com/
KADOKAWA × TROYCAが原作のオリジナルテレビアニメ。フォーミュラカーレースの入門口で登竜門。「F4」――フォーミュラ4。このレースカテゴリーへ関るフォトグラファーの眞賀孝哉とレーサーの浅雛 悠を中心に、弱小チーム「小牧モータース」の日々を描く。自動車レースアニメが1期に2本あるのは偶然だろうが、放送の時系列順も2本連続かよ。初回は「F4」の世界へと触れる眞賀の体験。

こちらは1話で、実際のレースシーンを用意。当然、レースシーンはCGだが緊迫感と雰囲気は十分。つかみはよい。制作はTROYCA。監督はあおきえい。レースシーンをふくめ初回の品質は高く、全体できれいにまとまっている。ただ、モータースポーツファンが減少しているなか、本作がアニメファンに訴求できるか疑問。有名メーカーも協賛してるし、ファンたちの新規開拓だと想像する部分もあるな。

■2023/10/02/月
内定式用の準備で業者と打合せ。レンタルスペースや貸し出し用の椅子や机、看板を含め、どの企業も今年は対面形式が多く盛況の模様。20年の青色吐息の担当業者の様子を想い出せば、よかったとしかいえない。

『鴨乃橋ロンの禁断推理』 第1話 「大都会連続溺死事件」
https://kamonohashiron.com/
原作は「少年ジャンプ+(集英社)」で連載している天野 明の漫画作品。作者の作品としては『家庭教師ヒットマンREBORN!』に続く2度目のテレビアニメ。捜査一課の刑事で、お荷物の一色都々丸は、上司・雨宮に命令され、犯人を追い込み自殺させることで探偵行為を禁止されることになった鴨乃橋ロンと出会う。トトと一緒にロンは男性連続殺人事件の解決へ挑み、次々と謎を解き明かす。

初回はトトとロンの相棒結成。酸欠空気を使用した殺人トリックの解明。道具殺人はあまり好みでないが、ロンとトトのかけあいはテンポがよく、キャラクター重視の推理作品としては成立している。制作はディオメディア。監督は井畑翔太。脚本の渡渉とは「ガーリッシュナンバー」と「転生王女と天才令嬢の魔法革命」つながり。今期、監督は「聖女の魔力は万能です」と2本体制。とってはおきます。

『SHY』 第1話 「シャイなので」
https://shy-anime.com/
原作は「週刊少年チャンピオン(秋田書店)」で連載している実樹ぶきみの漫画作品。21世紀半ば、突如、世界へとあらわれたヒーローたちによって戦争は消滅。以後、世界では各国のヒーローが紛争や事件を解決するようになった。日本のヒーロー・シャイ = 紅葉山輝は中学2年のルーキーヒーロー。コスチューもろもろ、いろいろと恥ずかしながら、彼女は正義のために活動する。

初回はシャイ/紅葉山の活躍と一時の挫折。先輩ヒーローにはげまされて復活するまで。「かわいいい女子のヒロアカ」といって相違なく、ルーキーヒーローの立ち位置もそっくり。もっともシャイ/紅葉山の健気な性格と真っ直ぐ気持もあって「がんばれ」と応援したくなるような展開にしあがっている。制作はエイトビット。監督は安藤正臣でアクションを筆頭に全体的品質は高い。とってはおきます。

『私の推しは悪役令嬢。』
https://wataoshi-anime.com/
原作は「GL文庫(一迅社)」が刊行しているいのり。のライトノベル。今期の「なろう系作品」。ブラック中小企業の激務の結果、過労死した大橋零は、気付くと推しの悪役令嬢が登場する乙女ゲーム「Revolution」の世界へ転生していた。ヒロイン・レイ=テイラーとなった彼女。そうしてレイの愛する推し悪役令嬢クレア=フランソワを溺愛する偏愛/変愛の日々がはじまる。

初回はナレ死的転生をはたすレイの境遇と、ほぼマゾのようにクレアの行為を全肯定するレイの愛情の日々。初回の時点で作品の骨子はうまく説明できてる。制作はプラチナビジョン。監督は大庭秀昭で順当なスタジオ監督。作画や美術は標準。同時に目立った印象もうすく凡百さあり。「はめフラ」以降、雨後タケノコのように悪役令嬢ジャンルが登場するけど、成功したタイトルは皆無。うまくいくといいね。

『とあるおっさんのVRMMO活動記』
https://toaru-ossan.com/
原作は「アルファポリス」が刊行している椎名ほわほわのライトノベル。今期の「なろう系作品」。新型VR-MMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」で不人気スキルの弓を使い、魔法や生産系スキルまで手を出すサラリーマンの田中大地(38歳)。今日も自由きままにVR-MMOライフをたのしむ。初回は大地 = アースのキャラクターメイキング、そうしてまさしくコツコツVR-MMOの中で送る日常。

制作はMAHO FILM。監督は中澤勇一。このキャリアで監督は初監督作。正直、物語も作画も非常にしんどい。メインキャラクターの作画がまるで安定してない状況で、モブなど以外の作画に注力できるはずもない。いつものMAHO FILMクオリティにくわえて、物語も強い筋がなくて散漫。本当に素人のMMOPPG日記みたいな内容。原作の売り上げ部数はあくまで公称。本当に実売100万部以上ならばこうはならない。

『聖剣学院の魔剣使い』
https://seikengakuin.com/
原作は「MF文庫J」が刊行している志瑞 祐のライトノベル。1000年前、魔王となって君臨していたレオニス・デス・マグナスは、窮地の状況に転生の秘術をこころみた。だが、それから1000年後、少女リーセリアの手で復活したレオは、10歳前後の少年の姿で転生する。レオをかばい死亡したリーセリアを蘇生させることになった元・魔王は、未来の変わり果てた世界を目撃する。

初回は魔王時代のレオが転生する経緯と、10歳となったレオの登場。ヒロイン・リーセリアの死亡と復活。そうしてレオが見る未来世界の変遷。制作はパッショーネ。監督は「ぼくらの」炎上騒動の禊を終え約8年後、ふたたび監督となった直後、また炎上した森田宏幸。こういうのは心象の問題で作品評価に影響がでそう。初回の印象はいかにもなライトノベル原作だが、作画や美術の品質はととのっている。

『ミギとダリ』
https://migitodali.com/
原作は「ハルタ(KADOKAWA)」で連載していた佐野菜見の漫画作品。作者としては「坂本ですが。」に続く二度目のアニメ化作品。だが、放送直前に作者が急逝。子供のいない園山夫婦は、あるとき「秘鳥」の名前のうつくしい少年を養子へ迎え入れた。だが「秘鳥」“たち”には秘密が――。2人はそっくりそのままのミギとダリの双子であった。そうして2人は母親を殺害した人物を追う。

初回は、ことあるごとに入れ替り、園山夫婦へと接する2人の様子。2人が抱く暗く重い秘密を視聴者たちが共有する。作品の骨子はシリアス。だけれど作者の特色――コメディ先行の1話は、シリアスさと折り合わず混乱しそうだ。制作はGEEKTOYS × CompTown。監督はまんきゅう。CompTownはオクルトノボルの暖簾わけ。全体の品質はととのっていて安定。ただ、原作のシリアスな要素へ早めに振った方がよさそう。

■2023/10/03/火
散髪にいった。在宅勤務が日常化/常態化した現在、こういう用事に、わざわざ休日をあてなくてよくなったのいいことだ。

■2023/10/04/水
1本のテレビアニメの感想は最大で原稿用紙1枚以内(400文字。ちなみに映画の感想は脚注をのぞく本文が600文字)ですから、14 x 400で5600文字。一般的な文庫版の文字数は最大で12万。このペースならば約1ヶ月で小説書けるな。

『ブルバスター』 第1話 「ブルバスター起動!崖っぷち中小企業が立ち向かうのは、謎のバケモノ!?」
https://bullbuster.jp/
「カクヨム」で連載している原作・中尾浩之 × 執筆・海老原誠二の小説作品。有毒ガスとともに出現した正体不明の“巨獣”により、居住地がうばわれた龍眼島。ロボット開発を行う沖野鉄郎は、対巨獣掃討戦のために害獣駆除会社「波止工業株式会社」に出向する。だが、巨獣退治でのロボット活用は必要経費とのにらめっこであった。初回は鉄郎と「波止工業株式会社」のメンバーの紹介。

そうして最初の“巨獣”を撃退する。いわゆる「パトレイバー」のように社会の中にロボットが溶け込み、そのロボット運用に発生する社会的コストが主眼の作品。 制作はNUT、監督は青木弘安。 NUTは3年振りのテレビアニメ元請作品。労災やら、契約やら、実際にロボットを使用して戦闘したらば、必要なしがらみのしょっぱさは十分表現できている。同時に地味だが。とってはおきます。

『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』
https://ikenaikyo.com/
原作は「PASH!ブックス(主婦と生活社)」が刊行しているふか田さめたろうのライトノベル。今期の「なろう系作品」。森の奥で一人生活するアレン・クロフォードは、婚約者セシル王子のもたらしたいわれなき冤罪で追われる身となったシャーロット・エヴァンズを救う。自身がしたいことがわからず、それでも清い心の持ち主の薄幸少女。彼女を幸福にするためクロフォードはイケナイことを教え込む。

初回はクロフォードとシャーロットの出会い。おそらく作品の狙い所は「わた婚系」だけれど、絵柄は男性向けだし、ちょっと原作の読者層のニーズがわからない。作品としては初回でシャーロットのいい娘っぷりを披露し、クロフォードが彼女を応援する基本はしめせている。制作はゼロジーと、ゼロジーの権利取得でグループ会社になったデジタルネットワークアニメーションとの共同制作。

『16bitセンセーション -ANOTHER LAYER-』 第1話 「タイムリープしちゃったぁ〜!? 」
https://16bitsensation-al.com/
原作は、KADOKAWAが刊行する、みつみ美里 × 甘露樹 × 若木民喜の漫画作品。3者の同人誌が雛形の商業作で、テレビアニメは設定を変更。2023年に暮すイラストレーターの女性が92年へタイムリープ。美少女ゲーム(エロゲー)の黎明期で隆盛期の時代へ舞い戻る。初回は美少女ゲーム(エロゲー)の冬の時代――ジャンルの衰退と将来に悩む主人公の秋里コノハが92年にタイムリープする一部始終。

美少女ゲーム(エロゲー)がオタク形成期に必ず影響している原作の3人や、現在の30代〜50代の琴線に響くノスタルジーにあふれた作品。反対に現在の若いユーザーにヒットするか疑問はある。主要な開発者のツールがPC98時代って50代後半の知識だろうし。制作はst.シルバー。監督は佐久間貴史で初監督作品。一定の年代の想い出補正へ頼る本作が、どういった評価をうけるのか? とってはおきます。

『カミエラビ GOD.app』
https://kamierabi.com/
原案ヨコオタロウ × シリーズ構成・脚本じんのオリジナルアニメ。平々凡々と暮す高校1年の小野護郎は、あるときスマートフォンへと届いた「神様候補の神選び」なる超常的で理不尽な殺し合いへ巻き込まれる。初回は謎のスマホアプリの力で護郎が超常空間へ。ラルなるカミエラビゲームのガイド的存在(?)と出会い混乱するなか、クラスメイトの佐和穂花と戦う。

フルCG作品。いかにもヨコオタロウの不穏で登場人物がかわいそうな世界設定と、じんの音楽はマッチしてる。だが最後に一人が勝ち残るコンテストデスゲームの設定はありきたりで新味が不足している。制作はUNEND。監督はポリゴンから独立して、そのUNENDの主催/代表をつとめる瀬下寛之。とがった内容だが、たどたどしいCGキャラクターの挙動や、ヴィジュアルの部分で眼を引く要素は薄い。

『暴食のベルセルク』
https://bousyoku-anime.com/
原作は「GCノベルズ(マイクロマガジン)」が刊行している一色一凛のライトノベル。今期の「なろう系作品」。常に腹が減る「はずれスキル」“暴食”の持ち主フェイト・グラファイトは日雇いの平民。フェイトは給金をやりくりした銀貨2枚で、ようやく中古の黒い剣を買う。そうして意思を持つ黒剣の言葉で、フェイトは自身の“暴食”スキルの真実の力を知る。鉄板のスキル獲得系。

初回はフェイトが黒剣を得て“暴食”スキルの能力で急速にレベルアップ。成し得ぬ事を成す。制作はA・C・G・T。監督は柳沢テツヤ。前年放送した「オリエント」のスタッフがスライドした格好。一応、体裁はととのっているが、初回の品質はよくない。GCノベルズは前年にインテリジェンスソードと少女の「転生したら剣でした」を製作していて新味がないし、アニメ化作品のジャンルがかたよりすぎ。
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