mixiユーザー(id:1506494)

2023年09月26日18:02

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デイヴィッド・ホックニー展@東京都現代美術館

会期は11月初めまであるのですが、今月は殺人的暑さで花追いもままならず、
ミュージアム月間としましたので、今日もインドア企画で行って参りました
ちょうどタイミング良く先日のEテレ日曜美術館で特集が組まれ、やはり学芸
員の方の解説を事前に拝聴しておいた方がいい、色々参考になりました

Wikipediaでも調べましたが、出典不明の意見付きですし、肝心なホックニー氏
がゲイであることに言及されていません(本人も公言していて、これ重要です)
同性愛が法的に禁止であった生国イングランドを離れアメリカ西海岸に移住
したことは作風に大きな影響を与えています

一口で言うと「絵の上手い安西水丸さん」というところでしょうか
原色鮮やかなポップアート風で、しかし人物像は確りしたデッサン力もある
また画題にはゲイテイストもあり、甚だ興味深いものがあります

会場の東京都現代美術館はホックニー・コレクションを有しており(但しリト
グラフのみ)その展示会を開いたのが開館当時の27年前、本日はそれ以来の
本格的大作品展となりますが、ご長寿・ご壮健のホックニー氏はこの間も創作
意欲に溢れ、iPadなどを駆使してCG的分野まで突き進んでおられます

写真のコラージュもさることながら、いったん描いたものを写真に撮り、それ
を再構成するなどということもやっておられ、直に描くこと困難な巨大な作品
(幅12m×高さ4.6mの《ウォーター近郊の大きな木々またはポスト写真時代の
戸外制作》)は圧巻です

《ノルマンディーの12ヶ月》なんて全長90mですから(スマホのみ撮影可だっ
たので、ここには撮ったほんの一部を紹介します)
ピカソのキュビズムに影響を受けたと言うことですが、コンピュータを使った
コラージュ作品は複数の遠近法を用いて、新キュビズムという感じですね

若かりし頃も、近影も、左手の指には常にタバコが挟まれ愛煙家のようです
"I smoke for my mental health" というのがご本人の言葉でした
御年86歳ですから、説得力がありますね

鑑賞後は帰る道筋にある「うどん家族小進庵」さんを訪問しようと思っていま
したが、1時半を回っているにもかかわらず行列状態、もう少し先のバーミヤン
さんで豚雲呑麺(塩味)にほうれん草トッピングをいただきました
うどんに未練は残りましたけど…
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