さて、その三社祭に勝った読響のマラ3であります(そりゃ勝つでしょ)
前回聴いたのは5年前でやはり読響、その前にワタシの不注意から聴き損なったのも
読響、因縁の組み合わせです
東響でも都響でも聴いておりますが、この曲は確りした技術を持ったオケでないとね
ということで本日は楽しみにしておりました
指揮者のヴァルチュハ氏は初めて聞く名前ですが、この4月から新たに読響の首席客
演指揮者に就任したのだそうです(以後注目しておく必要がありますね)
1976年チェコ・スロヴァキア(当時)生まれとのことですが、Wikipediaによると
スロヴァキアの方らしいです
男前でスタイルも良く、婦女子が喜びそうです(ワタシもWelcomeです)
マラ3は何度も書いてきたことですが、福永先生のレッスンでスコア・リーディングの
教材として与えられた曲で、ワタシにとってはかなり早い時期に親しんだマーラーです
そう多く実演に接する機会があるわけではありませんが、ディスクでも結構聴いていて
本日も、こんな部分あったっけ、みたいなことはありません
ただ、第3楽章のオフステージからのソロはトランペットだとばかり思い込んでいて、
カーテンコールでホルンを携えてソリストが登場したのにビックリ
公演パンフにもポストホルンと書かれていましたので、帰宅してからスコアで確認す
るとフリューゲル・ホーンの指定になっています(それだったらトランペットの方が
近いかな)
いずれにしてもこのソロは吹いている方も緊張するだろうけれど、聴いている側も
手に汗を握るところがあります(特に最後のAへの跳躍)
今日は、うーん惜しかった、ちょっといがらっぽかったかな
読響だってそういうこともありますよ
でも終楽章に関して言えば、マエストロはタクトを使わず、非常にデリケートな演奏
でした(ベートーヴェンへのオマージュですからね)
ワタシも客席に沈み込んで聴いておりました
そしてあのティンパニ連打のコーダ、福永先生が可笑しそうに「ユダヤ人だよね」
と仰っていた、高揚感の末のエンディングとそれに続く静寂
演奏時間はピタリ100分で、夢から醒めたように拍手をしている自分がおりました
外は雨が降り始め、やはり三社祭にしなくて正解です
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