mixiユーザー(id:1609438)

2023年09月16日15:19

6 view

『怪獣人間の手懐け方』箕輪厚介・著 クロスメディア・パブリッシング





いわゆる一般向けの対人関係術ではな
く、相手は常識はずれの「怪獣人間」。

<遠くにいれば、やさしく温かい存在
だが、近づき過ぎると、焼き殺されて
しまう>と著者が言う、大変な人たち
です。

そんな怪獣人間となぜ付き合わなけれ
ばいけないのか。著者はその理由を、
丁寧に紙幅を割いて、述べています。

<食い殺されるリスクを冒してまで怪
獣人間に近づくメリットは何か。極め
て打算的に言えば、「イイ案件にイチ
早く出会える」のだ>

また、こうも述べています。

<最先端を追う人の言っていることは
早過ぎて理解できない。原液は濃過ぎ
て飲めないが、その原液に価値がある。
それは水割りになったり、ソーダ割り
になったりして、いずれ世間に広がっ
ていく>

<この人をスターになる前から知って
いた>というポジションにいることは
大きな差を生む。ニュースになる人、
騒ぎになることに、早い段階で何かし
ら関わっていることが大事だ>


----------------------------

僕は世の中の「こうあらねばならない」、
「こうしないといけない」という空気
をただ壊したい

怪獣人間は「いまの世の中はおかしな
ことばかりだ」と常にイライラしてい
る。なんでふらっと月に行けないのだ?
おかしいじゃないか? と考えるから
イーロン・マスクはロケットを開発す
る。前澤友作はそれに乗ろうとする。
怪獣人間とは、世界を前に進め、新し
い景色を見せようとする存在だ

見城さんがよく使う表現だと、オリジ
ナリティのある作家は「原色」をつく
ることができる人。赤とか黒とか緑と
か原色を生み出す

スキャンダルや炎上というのは、怪獣
人間における通過儀礼であり、最初の
自己紹介のようなものだ

名カメラマンの篠山紀信さんが言って
いたのだが、いいカメラマンとは、写
真がうまい人ではない。撮るべき人の
前でシャッターを押せる人である

評価されてからでは遅い場合もある。
「なんだかあの人はおかしい」と怪し
まれている段階で、近くへ行って自分
の目でよく見たほうがいい

たしかに、出版界の敵であり、裁判中
の人間と飲みに行くなという意見はわ
かる。でも僕にとっては、寿司職人が
市場に魚を見にいくようなものなのだ

僕は簡単に出版オファーを受けてもら
えると思われるが、「断られ中」の案
件は30以上ある

怪獣人間が1番嫌いなのは「時間を奪
われることだ」

「手紙で自分の話を書くやつは終わっ
ている。相手のことをどれだけ書ける
かがすべてだ」(見城氏)

相手の目も見ず名刺を投げるように置
くホリエモン。会話どころではない。
僕はその惨状を見て「編集者をやって
るんですけど、2冊の本を堀江さんの
稼働が0でつくれます」とだけ伝えた

怪獣人間と付き合うためには、こちら
が怪獣である必要はないが、牙はある
と思われないといけない。牙とは、自
分なりの覚悟であり、自分なりのスジだ

僕は常に怪獣人間を頭の中で30人近く
飼っていて、時代と交わるここぞとい
うタイミングで一気に引き揚げて世の
中に出しているだけ


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年09月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930