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2023年09月16日07:27

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『頭が良くなっていく人のすごい習慣』ぱる出版

【頭がよくなっていく習慣】5459

理学博士、加藤俊徳(としのり)

わたしたちが何らかの活動をするときには、その活動に必要な機能をもつ複数の脳番地が情報伝達ネットワークを形成し、連携して働いています。

たとえば部屋の整理整頓をするときは、部屋の様子を見て(視覚系脳番地)、どこに何があるかを把握し(理解系脳番地)、移動する物や捨てる物を決めて(記憶系・思考系脳番地)、手足を動かします(運動系脳番地)、いわゆる「捨てられない人」は、こうした脳番地の連携がうまくいっていないのです。

脳番地とその連携は、繰り返し使うことによって強化され、成長していきます。


毎日何時間も料理をしていれば料理に関する脳番地が鍛えられ、算数の勉強に長時間取り組めば算数に関する脳番地が強くなります。

長い期間にわたってランニングを続ければ、ランニングに関する脳番地が伸びていきます。

要するに、経験した分だけ頭が良くなっていくわけです。


大リーグで活躍している大谷翔平選手も、二刀流をやっているからこそ、二刀流に関連する頭が良くなって業績が伸びています。

頭が良いからホームランが打てるのではなく、 ホームランを1本打つたびに頭が良くなっています。

試合を経験するたびに試合に勝つための脳が強化され、その結果として、新記録を出したり表彰されたりするのです。


この仕組みは、どんな人でも同じです。

もしあなたが営業マンであれば、営業を通して多くの人と会い、商談をすることによって、目から相手の情報を読み取る視覚系脳番地や相手に自分の言いたいことを伝える伝達系脳番地、相手の要望を聞き取る聴覚系脳番地などが、おのずと強くなっていきます。


たくさん経験を重ねて脳番地ネットワークが強く太くなると、脳にかかる負担が減り、脳にとって「ラクな仕事」になります。

他の人から見ると「あの人はあんな難しい仕事を楽々とこなしている。すごいな、頭が良いんだな」というふうに見えるのです。


その一方で、使っていない脳番地はいわば休眠状態になっています。

そのため、料理はうまいが歌はヘタだとか、スポーツ万能だが漢字が書けない、理論的な話はできるけれども人付き合いは苦手......というように、得手不得手が出てきます。

それは「才能がない」というよりは単に「経験が少ない」ということ、「そのために頭を使っていない」ということです。


そして、 どんな人にも必ず、使っていない脳番地があります。

すべての脳番地が均等に育つということはあり得ず、どんなに頭が良さそうに見える人にも、これから頭が良くなりたいと思っている人にも、強い脳番地と弱い脳番地が間違いなく存在しています。



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加藤俊徳氏は『頭をよくするためには「すでに強くなっている脳番地をさらに伸ばす」ことと「弱い脳番地を鍛えていく」ことの2つのアプローチがある。』という。

そして、『頭の良い脳を育てるためには、前のめりで頑張ることよりも、淡々と継続することの方が重要』なのだそうだ。


「繰り返し行うことが、われわれの本質である。ゆえに、美徳は行為ではなく習慣なのである」(アリストテレス)

つまり、頭をよくするには、繰り返し自分の得意技を練習し続ける、という習慣を身につけること。

「才能ではなく継続」だということ。

それはいくつになっても身につけられる。


逆にいうなら、何年にもわたって、淡々と継続していることがあるなら、それが「才能」だということ。




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