【無趣味な人には「勉強」がおすすめ】
順天堂大学医学部教授、小林弘幸
「アフターコロナに、どんなことをするのが自律神経的におすすめですか」と聞かれることがよくあります。
そこで私がお答えするのは「ぜひ、新しい趣味をつくってみてください」です。
自分の生活、ライフスタイル、時間の使い方をリセットするのに「新しい趣味」は 最適です。
ジョギングやウォーキングでもいいですし、ソロキャンプへ行くとか、写真を撮ってみるなど、なんでも構いません。
ただ、この話をすると「私、無趣味なんです」とか「特にやりたいことが見つからないんです」とおっしゃる人が一定数います。
じつは、私もそのタイプなので気持ちはよくわかります。
そんな人たちにおすすめなのが勉強です。
勉強と聞くと、それだけで学生時代のつらいイメージが湧いてくるかもしれませんが、社会人になった私たちが行う勉強はもっと自由で、楽しいものです。
そもそも、私は「新しい何か」を学んだり、知識を蓄えたりするのが好きで、それが趣味といっても言い過ぎではありません。
仕事柄、いろんな論文を読みますし、歴史について学んだりするのも大好きです。
テレビで鎌倉時代のドラマをやっていれば、「この時代について調べてみようかな」 と思って、思いつきで本を読んだり、ネットでいろいろ調べたりするのも楽しいものです。
あるいは、ちょっとでも植物に興味がある人はいろんな草花について勉強してみるのもおすすめです。
草花に詳しくなれば、道に咲いている花や生えている草に目がいくようになりますし、それが楽しくて散歩へ行くようにもなります。
「私は無趣味なので」という人ほど、ぜひ何かの勉強を始めてみてください。
日常に変化が生じて、いいリセットになるものです。
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何かの勉強を気軽に始めたり、勉強会に参加するような人は、「好奇心」と「遊び心」のある人だ。
始めるときも、「面白そう」とすぐにスタートする。
思ったことを、間髪を入れず、実践するような腰の軽い人だ。
勉強というと、構えてしまうが、とにかく、本を読みはじめたり、講演会に出たり、サークルやサロンに入ったりすることで、第一歩を踏み出すことだ。
すると、そこから新しい世界が広がってくる。
新しい趣味もそこからできるかもしれない。
勉強の第一歩は「読書」だ。
自分の興味ある本を読みまくること。
すると、そこからまた別の興味が湧いてくる。
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