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2023年07月22日14:40

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『渋沢栄一一日一言』

渋沢栄一・著 致知出版社



本日ご紹介する一冊は、日本最初の銀
行「第一国立銀行」をはじめ、計500
前後の企業の立ち上げに携わったとい
う、「日本資本主義の父」渋沢栄一の
名言集。




・勤勉精励は、成功の要素
・偽らぬという根源がなければ、信用
 の生じようがない
・商人を活かすも、殺すも競争である。
 ゆえに商人は常にその平熱を保つこ
 とに注意せねばならぬ
・内部的実質を充実するこそ、人気を
 博する根源

事業を進める上で、トップが持つべき
心構えや自己修養を説いており、身が
引き締まります。

他にも、「採用の三要件」や「企業家
の条件」「信ずべき人の見分け方」な
ど、気になる内容がいくつも書かれて
おり、起業家・経営者は読んでおくと
いいと思います。


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新しき時代には新しき人物を養成して
新しき事物を処理せねばならぬ。

第一、志操の堅実なること。第二、知
識の豊富なること、第三、勉強心の旺
盛なること、第四、忍耐力の強固なる
こと、この四つを具備し、而して和を
得れば天の時も地の利も、顧慮する要
なからん。

商業上の信用というものは、どこから
起こるかというに、偽らざるが根源で
ある。偽らぬという根源がなければ、
信用の生じようがない。

立志とは一生を有意味に終わるようあ
らかじめ志を決定することである

志すことは必ず行わねばならぬ。

経済事業は、すべて富を得るをもって
目的とするものであるが、我も富み人
も富み、而して国家の進歩発達を資く
る富にして、はじめて、真正の富と言
い得るのである。

競争を譬えてみれば、あたかも人体の
熱の如きものである。人間を活かすも
殺すも熱である。商人を活かすも、殺
すも競争である。ゆえに商人は常にそ
の平熱を保つことに注意せねばならぬ。

理財の妙用は、永遠を期するに在り。
即効を求むれば多く敗る。

人々その日の事は、必ずその日に済ま
せ、後日に事の残らぬよう勉むべきで
ある。

広告も必要、自己表現も必要であるが、
これらは外部的誘導手段に過ぎずして、
内部的実質を充実するこそ、人気を博
する根源である。

およそ人を択び、人を採用するに、三
つの要件がある。第一は適材を適所に
置く事、第二はある特長を任用する事、
第三はその人物の全体を観察して、そ
の完全なるや否やを知り、もってその
人を重用する事である。

信ずべき人と、信ずべからざる人とを、
区分するの標準は、志と、言と、行い
との三拍子揃うた人なるや否やを観察
するに在る。

逆境に処しては、断じて行え。

およそ目的には、理想が伴わねばなら
ぬ。その理想を実現するのが、人の務
めである。

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