【ハッケヨイ ノコッタ!】5370
坂爪捷兵(さかづめしょうへい)
両者相見合って、 「ハッケヨイ ノコッタ ノコッタ」。
相撲でお馴染みの威勢のよいかけ言葉である。
両者の動きが止まるとまた、ハッケヨイと行司が声をかける。
ハッケヨイのハッケは、易で出てくる八卦のこと。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」の八卦である。
八卦とは自然界、人間界に起こる様々な現象を、八つの形で示したもので、そこから様々な現象に展開していく。
その八卦が残っている。
まだまだ攻める手はいくらでも残っている、という意味だ。
人生は、「ハッケヨイ ノコッタ」。
諦めるな、打つ手は無限にある。
こんなところにも人生訓がある。
先人の智慧に脱帽である。
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相撲の行司の掛け声、「ノコッタ ノコッタ」は、「両者競って勝ち残れ」「まだ、(土俵に残っている)勝負は決まっていない」という意味だという。
また、相撲協会公式サイトには、「発気揚々(はっけようよう)」とある。
力士が組み合って動かなくなったとき、「気分を高めて全力勝負せよ」と発破(はっぱ)をかける意味からきている。
「打つ手は無限」という詩がある。(打つ手は無限/サンマーク出版)より
『すばらしい名画よりも
とても素敵な宝石よりも
もっともっと大切なものを私はもっている
どんな時でも、どんな苦しい場合でも
愚痴を言わない
参ったと泣き言を言わない
何か方法はないだろうか
何か方法はあるはずだ
周囲を見回してみよう
いろんな角度から眺めてみよう
人の知恵も借りてみよう
必ず何とかなるものである
なぜなら打つ手は常に無限であるからだ』
滝口長太郎氏の言葉だ。
どんな厳しい場面に立たされたとしても、打つ手は無限にある。
あきらめるな、勝負はまだ決まっていない。
人生、どんなときも…
「ハッケヨイ ノコッタ!」の気持ちで生きていける人でありたい。
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