人を育てるというのは大きな間違い。
必要なのは育つ環境を作るということだけ。
上に立つ者は自分の仕事を見せつけ、
弟子からああなりたいと思わせる事。
人によっては「こうやってこうやれ」
「俺はこうするんだ」と教えることがあるが、
そうすると反発が起きる。
教えるのではなく、うまく理解させるのが
リーダーに必要だ。
弟子たちの尊敬を集めることは難しい。
弟子たちと同じ屋根の下で生活し、
一緒に食事をせねばならない。
職場で顔を合わせるだけで、
終わったらバラバラになるようでは駄目だ。
共同生活で助け合うことで、
お互い自然と感謝の念が湧いてくる。
共同生活を通じて少しずつ仕事を覚え、
成長していく。
やったことがない事にどう立ち向かうか、
その瞬間が重要だ。
日々新しい仕事があり、弟子たちは、
それを1つ1つやってみて覚えていく。
作業させて「そこは違うぞ」と教えることはできるが、
やる前に言うことはできない。
言われた時、素直に話を聞くかはすぐに分かる。
分かったふりをする弟子は、そのうち成長できなくなる。
未経験の事柄に出会った時に自分で考えず、
手抜きをするようなことを覚えてしまうと先はない。
未踏に挑むからこそ、そこに知恵が生まれる。
力でものを動かせない力のない人は、
そこで知恵を働かせ、工夫をするから
力以上のものを動かせるようになる。
リーダーは多くの人の知恵を働かせなければいけない。
だから知識ではなく、知恵を磨くことを大事にしている。
ログインしてコメントを確認・投稿する