mixiユーザー(id:6231411)

2023年03月21日03:39

60 view

藤井聡太に期待する事。

少し前に将棋がらみの日記をいくつか書いて時間が経過した。
その間に希代のスター棋士「藤井聡太」はタイトルを幾つか防衛し
幾つか奪取して、気が付けばとうとう6冠というから恐ろしい。

今から30年近く前、当時の棋界を席巻していたのが
羽生善治九段で、全冠制覇の7冠を同時戴冠して
一世を風靡したのであるが、
あまりにも強すぎてそこから将棋人気は一気に低下して行った。
羽生はただ道を極めただけで彼に罪は微塵も無いのだが、
ライバルの居ない勝負事というのはこんなに見ていてつまらないのか、と
個人的には強く感じたものである。
その羽生以来の全冠制覇、現在は8冠であるが、
それが射程圏内に入ってきたのが
羽生よりもハイペースでタイトルを奪取し続ける藤井である。

以前にも述べたが、中学生で棋士になったのは
加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明と藤井の5人だけで、
前者の彼らはいずれも棋界最高位のタイトルである「名人」「竜王」を
奪取しており、藤井にも期待されると以前に書いた。
そして一昨年に竜王位に就いた藤井が足かけ6年を経て
いよいよ名人位に挑戦する日が迫ってきたのである。
藤井はここまでタイトル戦に13回挑戦し、いずれも勝利し
タイトルは奪取か防衛しかしておらず、
その相手をこの1年あまり最も務めたのが
多くのタイトルを手にしていた渡辺明である事はご承知の通りだ。
彼もまた「魔太郎」「魔王」の異名を持つ棋界のトップ棋士であるが、
藤井との対戦成績は大きく負け越しており、
藤井を最も苦手としている棋士の一人である。

彼を退けるには、渡辺への挑戦に辿り着く前に別の棋士に敗れて貰うしかなく
何人か居る藤井と好相性の棋士にけ蹴散らして貰うしかない。
渡辺は藤井以外には滅法強く、
この非礼な暴言を敢えてさせて貰うに値する真の実力者である。

将棋のタイトル戦には色々と個性があり、
挑戦を受けて立つタイトルホルダー側に特に有利なタイトルもあれば
挑戦者に有利なタイトルもある事はあまり認識されていない。
勿論、いずれも強くなければならないので
各棋士の得意不得意や相性の方が大きく勝敗を左右するし、
その時の挑戦する棋士の立ち位置にもよる。
いずれも簡単なものはない。
だが、あまりにも挑戦者決定への道のりが険しいタイトル戦は
挑戦者側には不利であり、逆に勢いのある若手が勝ち上れるタイトル戦は
研究材料不足という意味では、タイトルホルダーの優位性が低いものもある。

竜王戦は過去に3組や4組優勝辺りから
決勝トーナメント(パラマス式)を勝ち上がって挑戦の名乗りを上げた者が居るように
若くて勢いのある棋士が挑戦しやすい。
或いは叡王戦などは以前は対局ごとに持ち時間に変動があったり
順位戦や王将戦のように挑戦者決定を最終のリーグ戦で決めるものなど
それぞれ個性がある。

ここまで触れて来なかったが、
藤井がまだ挑戦していない「王座」位も
年によって決勝トーナメントの門戸が広くなったり狭くなったりする
変動制で
タイトルホルダーと前年の決勝トーナメント上位4人と予選通過者16名で
決勝トーナメントを争うのである。
「軍曹」の渾名で知られ、藤井の好敵手としても知られる永瀬拓矢王座が
現在のタイトル保持者である。
しかし、現在、永瀬以外のタイトルホルダーは藤井と渡辺の2名であり
藤井が6つもタイトルを寡占しているので、5枠が予選上がりに開放される形になるのである。
前年のベスト4は挑戦して退けられた豊島九段(前名人・前竜王だがどちらも名乗って無い)、大橋貴洸七段、木村一基九段、石井健太郎六段なので彼ら6人と
予選通過者10人という混沌としたメンバーの様相である。
特に藤井と同期の大橋は藤井を苦手としておらず、石井は未対戦である。
彼らと藤井の戦いは実に興味深いものがあり、
10人も予選から上がってくると勢いを持った「新手」の使い手も
登場する場合がある。
藤井といえども「新手」を繰り出された時の応手はしばしば乱れており
逆に言うと藤井には何度も同じ手は通用しない。
つまり、タイトルホルダーになるとこれ以上厄介な存在はないが
予選で一度きりの対戦であれば彼の予測にない手を放てば
僅差の盤面に持ち込むことも可能なのである。

藤井を倒すには一発勝負の泥沼に引きずり込まねばならず
番勝負の長期戦になると勝ち目が薄くなるのである。
最速で8冠を達成するには、王座戦の挑戦を決めねばならない。
我々が見届けるのは、その道のりなのか
はたまた偉業達成の瞬間か。
将棋ファンでも何でもない諸兄には興味はないかも知れないが
「角換わり」で敵なしの状態がいつまでも続くとは思えないが
そこに風穴を開けようとした棋士は藤井は全て退けている。

僕は

僕は、その瞬間、その経緯を見届けて
まだ見ぬ「真の藤井時代」を迎えてほしいと思っている。
それだけが楽しみといっても過言ではない。
8冠、ではなく彼の進化する姿、或いはそれを阻むものを、である。

■藤井、最年少六冠=史上2人目、棋王も奪取―将棋
(時事通信社 - 03月19日 20:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7342872
 将棋の藤井聡太五冠(20)=竜王、王位、叡王、王将、棋聖=は19日、栃木県日光市で指された第48期棋王戦5番勝負の第4局で渡辺明棋王(38)=名人と合わせ二冠=に後手番132手で勝ち、3勝1敗で初めて棋王を獲得した。1994年に羽生善治九段(52)が達成して以来、史上2人目の六冠となった。20歳8カ月での六冠は羽生九段の24歳2カ月を更新する最年少記録。

 藤井六冠は終局後に記者会見し、「まだ獲得できた実感はないが、何とか結果を残せて良かった」と述べた。

 八大タイトルのうち、残るは名人と王座となった。藤井六冠は4月5日から始まる名人戦7番勝負で渡辺名人と再び対戦し、最年少「七冠」に挑む。全タイトル制覇について問われると「実力的にまだまだ足りないところがあるので、少しでも高めていきたい」と語った。

 この日は渡辺名人の猛攻をしのぎ切り、棋王奪取を決めた。棋王戦は第3局で藤井六冠が詰みを逃して敗れるなど終盤もつれる展開が多く、「難しい局面を考えることができた収穫の多いシリーズだった」と振り返った。

 4月からは名人戦と、叡王の防衛戦を並行して戦う。「良い状態で臨んで、良い将棋にしたい」と意気込みを見せた。


2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年03月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る