グスターヴォ・ドゥダメル指揮ヴィーン・フィルによるストラヴィンスキー「火の鳥」全曲版。
ヴィーン・フィルの自主制作盤シリーズの1つで、ほかにハイティンクのブルックナー「7」、サロネンのベリオ&バルトーク、ブロムシュテットのブルックナー「7」、ヤンソンスのブルックナー「6」、ムーティのプロコフィエフなどがある。
ドゥダメルの「火の鳥」全曲版には、2013年にロサンゼルス・フィルを指揮したものもある様だが、売っているのを見た事がない。
もっともこのヴィーン・フィル盤も、なかなか売っていない。
ドゥダメルのストラヴィンスキーと言えばシモン・ボリバル・ユース管との「春の祭典」を聴いて非常に印象的だったから、「火の鳥」全曲版があると言うなら是非聴きたいものだし、これがまたヴィーン・フィルともなれば尚更だ。
ちなみにヴィーン・フィルの「火の鳥」全曲版には、1979年のドホナーニ指揮と2000年のゲルギエフ指揮のものがあった。
ここに収録されているのは2020年8月27日のライヴ録音。
端正にしてダイナミック。
テンポといいフレージングといい、ぴったし好みに合う。
期待通りの演奏で、これまで聴いて来た全ての「火の鳥」全曲版の中でも屈指の演奏だ。
従って、蛇侶亭。
#クラシック #ストラヴィンスキー #ドゥダメル
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