夏はどこに行こう。
今回はまず日程から決めた。
7/18から3泊４日
でも行きたい東北辺りはその頃、梅雨が明けてないかもしれない。
その時主人が言った。
「三重の地中海村はどうだ？お前の日記のネタになるようなホテルだぞ」
言われてネット画面を見ると確かにちょっとした異国情緒のあるホテルだ。
青と白を基調にした室内も日本のホテルにはあまりない配色で、他の部屋よりお安い！
喜んでその部屋で予約を入れた。
処が当日案内された部屋はバスとトイレが一緒になっていて非常に狭い。
安いのにはやはり理由があった。
しかもバス・トイレのドアは20cmはある高さの敷居を跨がなければならず、初めて使用した時は躓いて転びそうになったほど。
時代はバリアフリーだっちゅうのに。
おまけに梅雨を避けたつもりだったのに着いた翌日は朝から雨だった。
何だかんだ言ってもホテルの敷地内はさほど広くはなく、着いた日には全てを見物していた。
そこで雨が上がった夕方はホテルを出て外を散策した。
しかし見事に何もない山の中。
雨が降っている時はすごく蒸し暑かったのに、雨上がりの海に囲まれた半島の山の中の夕方は気持ちの良い風が吹き、思ったより涼しい。
すっかり気を良くした私は山の中の一本道をどんどん歩いて行こうとしたら、心臓に若干問題のある主人がギブアップした。
私はもう少し歩きたいからと1人でさらに先をいくと「地中海村まで1km」の立て看板があった。
何だ、まだたったの1kmしか歩いてないの？
それじゃあもう少し先まで…と私はさらに歩いたが、すれ違う人は誰もいず車も見かけたのは僅か2台。
外灯もないので暗くなる前に引き返したが、ホテルのゲートを潜ったら大浴場が近いことに気づいた。
あら、じゃあ部屋のバスは小さく狭いし、一旦部屋に戻ってまたこの浴場まで来るのは面倒くさいし、ついでだ。
今からお風呂に入っちゃお！
その頃私の帰りが遅いのを心配した主人が、漆黒の闇と化した山の中を私を探して先刻歩いたコースを再度辿り始めているのも知らず、私はのんびりお湯に浸かっていた。
結局私と主人はすれ違ってたわけだが、携帯で私が部屋に戻っていることを知らせたら戻ってきた主人は言った。
「お前はバカだから絶対迷子になってると思うだろうが！」
ランチのコミュの管理人でありながらレストランに地図を見てもたどり着けない私の、先天的欠陥の一つがすぐ迷子になることだけど、山の中の分かれ道などほとんどない道で迷子になるほど私はバカじゃない！
それに「お前はバカだから」なんてえのはモラハラじゃね？
…と思ったけど、申し訳ない気持ちでいっぱいだったから素直に謝った。
「ごめんなさい…」
ほらねっ
私は自分が謝らなければならない時や場合はちゃんとわかってるだけ、賢い女なのよ！
ふんっ
写真は
�ゝい貌�って泊まった部屋。
�▲丱襯灰法爾�ら見える中庭。
��イタリアンレストランと桟橋とプールがある半島の先端
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