ビデオデッキが壊れた。半年前くらいだったろうか。録画はできるのだが、DVDを見ることができなくなったのである。すると次男がDVDプレイヤーなるものを買ってくれた。DVD機能だけのそれなら8000円くらいだからと。喜んで甘えた。ところがそれから数ヶ月後の

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先日「最高の人生の見つけ方」という映画の舞台挨拶に吉永小百合と天海祐希が登場しているのをテレビで見た。映画はハリウッド版のリメイク。それをご覧になった方も多いかと思うが、大金持ちの男と貧しい黒人の男が癌と宣告されて入院し、ひょんなことから同

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台風19号の被害は広範囲にわたって各地に無残な爪痕を残した。我が家は一番恐れていた強風も時間的には短かったおかげで、これという被害もなく助かった。と思っていた。ところが、だ。取るに足らないこととは言え、被害はあったのである。台風一過後の朝から

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毎年出る文化庁による「国語に関する世論調査」今年は「憮然」「御の字」「砂をかむよう」と言う言葉の意味が、いずれも本来の意味とは違った解釈をしている人の方が多いと言う結果が出たらしい。去年は「檄(げき)を飛ばす」「なし崩し」「やおら」がそれぞれ

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釜山の甘川文化村（カムチョン文化村)は韓国のマチュピチュだと言う。例えば済州島を韓国のハワイと言ったり海南島を中国のハワイと言うように、キャッチコピーとして今でもハワイと言えばそれなりの効果があるのか「常磐ハワイアンセンター」は改名しても「

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クルージングをしたい。そう思った時、選ぶのは行き先か、船か？私なら船と答える。大型客船は接岸できる港が限られているので、国内の行き先には選択肢がそんなに多くはない。日本から行ける外国でも世界一周のクルージング以外は今のところ韓国、台湾、ベト

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母とクリスマス・ワンナイト・クルージングに参加したのはもう10年以上前だったろうか。当時日本のクルージング船には飛鳥、ヴイーナス、日本丸があった。その中で確か一番大きいのは飛鳥だったと思う。飛鳥に乗りたかったが母が好きな宝塚のOBのショーがある

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早朝4:20にウオーキングに出る。もちろんそんな時間にはどこの家も明かりはついてなく、まだ暗い。そんなある日の朝、いつものように住宅地の塀の前を歩いていた時だ。雨戸の閉まっている家の窓から女性の声が聞こえた。「誰か来てください」え？思わず私は立

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去年の8月の事だ。その日も猛暑になるという予報通りに朝から暑い日だった。家中の窓を全開して居間でくつろいでいたら、ほんのりと何かを燃やしている匂いが窓から流れてきた。野焼きのような、どこか懐かしい田舎の匂いだ。しかしこの辺にはそんな畑はない

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八ヶ岳は涼しかった。尤も数日前から関東も猛暑から幾分解放されていた。八ヶ岳には当然ながら避暑で行くつもりだっただけに、皮肉な天気の巡り合わせに何だかなあと思わないでもなかったけれど、そこには青い空、白い雲、緑の高原、爽やかな風と、まさしく子

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男は仕事の話を家ではあまりしない。…らしい。我が家の場合も、主人や息子たちは私相手に仕事の話はしない。働いてた頃の私は学童の子供達との事も、同僚の事も、とにかくよく喋ったので、男という生き物が喋らないでも生きていけることに少なからず感嘆して

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長男も次男も都内でそれぞれに一人暮らしをしていたのだが、諸事情で再び同居するようになったのは7年前。当然ながら一人暮らしで使っていた炊飯器とか、電子レンジとか、そういった家財道具は処分した。ところが次男はまた都内で一人暮らしをすると言い出し

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例えば「ヨイトマケの唄」あるいは「一杯のかけそば」共に苦労して育てた息子が立身出世して親孝行をするという歌であり、小説である。我が子がそんな親孝行な子に育ってくれたらと思わない親はいないだろう。初任給で「はい、お母さん、記念のお小遣い」初ボ

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大抵の人には変身願望がある。男の子が変身もののヒーローになり切って遊ぶのも、女の子が王子様との結婚を夢見るのも、要はプリンセスに変身できるからだ。大人がカラオケを楽しめるのも歌手になりきれる空間が変身願望を満たしてくれるからである。だからだ

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基本的に私は本でも映画でも舞台でも、感想文を書くのは苦手だ。まして、ネタバレしないように書かなければならないミステリー小説の感想はなおのこと。そもそも私はミステリー小説はあまり好きじゃない。殺人事件に絡む人間ドラマはまんざらでもないのだけれ

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10連休はリタイアした身にはなんの意味もなく、予定もなかった。どこも混むだろうし、どこに行くのもお高い時に出かける気は無い。平凡な毎日がありがたいと思える老境の身になった私と主人に長男が言った。「みんなで池袋に焼肉食べに行こうか」次男が乗った

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令和になった。残念なことは平成の時代に決着をつけておいて欲しかった眞子さまの結婚がそのままだったこと。結婚の延期は来年の春までだったか。それまでにこの結婚は白紙になると期待していたのだけど、どうやら国民の7割が反対しているにもかかわらず、水

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上京した頃、一番よく利用した電車は山手線だった。高田馬場の駅名を聞いた時「ああ、あの高田馬場の30人切りで有名な」…と幼い時に見た東映時代劇を思い出し、少しばかり感慨に耽った。その後「お茶の水」という駅を知り、鉄腕アトムのお茶の水博士ってこの

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基本的に私は料理が苦手だ。苦手だけど、だしの素とかめんつゆに助けられて、なんとか食べられるものを作ってはいる。…んじゃないかな。その程度の主婦だからお弁当は彩りで美味しそうに見えるよう工夫をしている。誤魔化しているとも言うが。つまり赤と緑と

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普段は自転車だけど、雨の日のスーパーへの買い物は車だ。歩いて行ける距離でも片手に傘をさして、もう片方で買い物袋を持つのは厳しい。思いは皆さん同じで、雨の日の駐車場は混む。私は駐車場を半周して空いているとこがないのを確認し、通路の邪魔にならな

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作家でエッセイストの故・米原万理が言った。「寒い国は寒い時に行け」と。彼女は幼少期をチェコのプラハで過ごし、東京オリンピックが始まる前に帰国しているが、東京の冬の寒さにはかなり参ったそうだ。もちろん緯度はプラハの方がうんと北寄りで寒い。しか

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露天風呂から富士山を眺めながら、のんびりしたい。年末に主人がそう言った。私は富士山も露天風呂も主人ほど興味はないけど、ホテルライフは嬉しい。そこで先月末、新宿から高速バスで河口湖に向かった。2時間もかからず到着した河口湖駅で、ホテルに行く湖

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足跡返しはSNSの基本。mixiを始めたばかりの頃はウブだった私も半年経つと、誰からどんな足跡がつこうと平気になった。11年前のことだ。ある日、いつものように足跡返しをしていたら歌舞伎町でホストをしているという人からの足跡がついていた。そんな方がな

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