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2022年06月18日22:55

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観測網


そもそも俺はスペックが低い―という某有名な曲の歌詞に共感を受ける1日。
とりわけ手先スペックが低いが頭も悪い。やっとこさ人並みにはなったかなというくらい。使えるようになってくると楽しい。

頭がしゅわしゅわする作業のお仕事。Excelシートの情報を他の所に貼りつけつつ、チェックしつつ、ちょっと考えるところもあるという、単純なだけではない複合作業。今のところ人にしかできないのだろうな。

派遣時代に丸形クッキーをひたすら13個ずつ詰めていく仕事を想い出す。手先スペックの低さで、周りの人の3回(5・5・3)に分けて詰める速度に追いつかない。遅過ぎる。試行錯誤していくうち、手の感覚で6〜8の間を2回で詰めるという省略方法を開発した。これだと単純作業にならずにゲームみたいに楽しめるし、手の遅さもカバーできる。

今日の作業もちゃんと遅い。作業の手というより、確実性を重視し過ぎた。こういう作業って結局ダブルチェックがあるから、正確性をある程度保持しつつ、速さの方がきっと大事。左手の小指が鍛えられる。コントロールキーとCでコピーのショートカットになるというやつ。左手の不器用さは改善したいところなので、単純作業そっちのけで割と楽しい。

こういうのが苦手な人が雑談している(それでも僕より早い)。転職するならこんな仕事選ばない、病むって。僕も前半には同意だが、後半は不同意。人と話さなくても良い、自分の作業に没頭できるのがなかなかの気晴らしになる。世界が1つで良い。

話すことで気晴らしになるというのは、内側の世界ではありうるが、僕は外の人と話すのはとても苦手。苦手を苦手なままにしないという方針があるらしく、なんとか外向けの語彙も習得されてきたが、雑談は未だにとんと苦手。いや、これは苦手というより、しようと思えばできるが、なるべく避けたいというところなのかもしれない。

なんの話だっけ。

あぁ明日も同じ仕事だから、自分を信じて確認の手順をなるべく省き、早く終わらす試行錯誤をする。試行錯誤しているうちに仕事時間は勝手に終わっている。

人と話すとか共同作業するお仕事だとそうはいかない。時間の流れを合わせないといけないし、相手の中に流れている時間って時計の時間通りではないから、なんとなく非言語で捉えるしかなくて。

そういえば、本日の出勤の道すがら、精神の中にある空間と、物理的な風土の建築物は連動しているという思索。北欧の建築物ってかなり壁が厚いらしい。日本の住宅も断熱とか防音でそうなってきているが、もともとの風土だと街中は長屋だし、田舎だと自然と区分けが曖昧。縁側は自然と家の境界だし。

僕も昔は精神の中に部屋がある世界観だった。大学に入る直前に実家に自分の部屋ができて、我が城のような空間だったし、大学も1人暮らしでうはうはだったのだが、大学に近かったからか、知人のたまり場になった。

精神の部屋と外界の部屋が連動されて、内部に無作法に侵襲されているなという感じに疲れる。土足でずかずかと入り込んで、挨拶もなく去っていく。

でも、外界と内部を連動させているのは自分でしかないとなんとなく気付き、今や中に部屋はない。開放したところで、別に何も変わらない。あくまで解釈の問題。

本質的に1人で生きられる人だと現在の恋人さんに評された。それが淋しいみたいなニュアンス。たしかに僕は長く過ごした元恋人さんとお別れした辺りで、人をあてにした人生劇場は間違っているのではという違和感があった。そこからだいたい3年後くらいの解放感は別に1人で存在していて良いわだった。

誰かと生きられないことはない。あてにすることがないだけ。
あてにしないというのは、その人が居なくても良いと解釈すれば、なんとも頼りない繋がりだが、あてにしないのに一緒に居たいと解釈すれば、純粋な好意になりそうだが、いかがなものでしょう。

僕のことを好みじゃないけど好きだとしてくれる人が理想の人物だとしていたのはこういうことなのか。納得。僕じゃなきゃいけないより僕じゃなくても良いけど、あえて僕を選んでくれる人。

(選んでくれた人には運をまきます。笑)

自動手記だなぁ。
壁を気にしていたら書けないことだ。

「天才脳」で記憶するためには忘れる機能も大事だとのこと。たしかに脳の容量はともかくとして、意識で想起できる情報が動画みたいだったら意識はすぐにパンクする。ここでいう記憶が事象通りに再現できるというということだから。

絵の先生の動物の絵を楽しく鑑賞しているのだが、絵って現物通りに描けるものではないし、それでも現物と見えるようにうまく情報を切り落とす修練が要りそう。

ここからすると、脳(というか意識)の機能としての忘却って、喪失ではなく、練磨なような。無駄情報をそぎ落として、必要なものだけを抽出する。

これって、言語情報ではないはず。
というのも、僕は外界の情報をそういう風に捉えているからか、言語的な根拠がなく人の中身の動きを当ててしまうことがある。エンパスとも違うとは思うのだが、人の阿吽の呼吸に勝手に合わせるとかしている。

無意識レーダーと呼んでいるよく分からない領域。
単純作業するより、かなり脳のリソースを費やしていると思うのだが、疲れるとかはない。
あくまでただのレーダーであって、それに対してどう動くかによる。

あぁそういえば、どうでも良い話。夢に出てきた紫の彼岸花はこの前愛知県に行って2人で歩いている時に見つけた。厳密にはきっと彼岸花ではないのだが、形はそのものだったからそれで良き。


この無意識レーダーはあまり使わない方がいいという教訓がある模様。
呈示された情報外の観測だから高校の現代文で答案に書いたら加点はないし、現代文は文章で書かれた壁の中で読まないといけない。ノウハウが分かればできることだからできたのか。しかし、点数が増えても全く概念が増えない読み方。

昨日読んだ現代詩は鮎川信夫さんだった。
名前が付けらない詩ばかり書いているという感じ。

レーダーで読む本の感想。

「人間嫌い」は喜劇という括りらしいが、良識で把握される人間観を突き詰めたら滑稽になるということで、良識に対するアイロニーなのだろうな。善なる個人は存在しないのに、道徳上の善人の設定が人間の身の丈に合っていないから、そんな人物がフィクションになる。

「香君」。
ファンタジーの皮を被った、現在の暗喩なのではという感じがしてきた。このご時世のことを書いているような。この解釈に気付いてぶるっとした。吉本隆明さんが、カフカが「変身」を暗喩としてしか語れなかったというご時世論との癒着なのだが、だいたい当たっている気がする。

香りは目に見えないが存在している。

はい、ここまで。

おやすみさない。

みんな楽しめますように。











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